さなコン2 感想 120 - 136 (ローラー終)
前回の続きです。
ここでローラー感想は終わりとなります。(2022/5/28)
6ページ目17作品。
ピックアップ2作品。ただし、私の趣味であって、すこしでも苦痛な部分があったらただちに損切りしていい作品だと心の編集部が言っている。私の心の編集部員Jより。
「死霊 | 田中ざくれろ」
神林長平フォロワーなら読んで笑える。
「スターダスト・スモーカー | 和泉アリオ」
この作者はところどころで光るものを持っている。原石を好む人向け。
人類滅亡RTA | 抹茶ソフト
時々出てくるRTAネタ。読み飛ばし。描写が薄すぎて一発ネタの域を出ていない。
人はなくとも地球は廻る | さんさい
一人称語り掛け系小説の辛さを身に沁みて感じた。核心に至るまでが遅くて読んでいられずに読み飛ばし。TSロボットメイドさんを早く出してくれ。
忘れ形見と葬送 | かなこ
読了できなかった。
けど、これはとても惜しい作品だと思う。
あらすじだけ読むと、めちゃくちゃ期待感が持てる。特にラストの展開が美しい。実際には描写の力が弱く、話の筋に対して文章がついていっていない。なので読めなかった。
Still feel | 阿瀬みち
読了できなかった。描写が重く、展開がゆっくりしていてなかなかついていけない。
あらすじを読んでもなんの話だかわからないってのが一番キツかったかな……。
死霊 | 田中ざくれろ
他の作品には大変申し訳ないのですが、この作品は中身が神林長平だったんで普通に読んじゃいました。話し方のノリの再現度がまあまああるからスマイルマークです。言壺読んだ人なら笑った勢いで読了できるだろう。ただ歯ごたえはないぞ。
誰も寝てはならぬ | あぼがど
猫好き向けですね。UX設計の巧みさには見習うべき点がある。
猫トピア | 阿瀬みち
猫好き向けですね。なんと一言も台詞が出てこない。SFとして読むのは絶対に不可能な作品なので、あらかじめお伽話として読めばいいと思う。あらすじを読むのと本文を読むとの間に相当な隔絶があった。
スターダスト・スモーカー | 和泉アリオ
シナリオの流れがよかった。あと、なんというか、若さみたいなものを感じる。理由はわからんけど。ラストがすごく唐突だったなあ。私にもこれをどうすればいいのかわかんないあたり、強かったなと思う。
そこで我気づく。この作者さん追うの面白いな。
応援の意味でスキした。どんどん書いてどんどん伸びてくれ。
平和主義者の末路 | にゃーこ
どうなるのかと思って最後まで読んだけど、また猫かよ。
寝ぼけたセカイのたからさがし | すやまゆいし
また、猫か……。
あらすじを読んでもなにがしたいのかわからなくて途方にくれました。
人類は永遠の眠りにつき、あるいは永遠に続く夢を見た | 三食うどん
バディものとでも言えばいいのかな。あらすじを読むと感動的な話なのかなと思うけど、実際に読むと会話も地の文も何とも言えない感じで、あまりいい読後感にならなかった。
スリーピング・ビューティ | 山岸マロニィ
題名から何がしたいのか伝わってくるので、それはよい。シナリオ(読者を楽しませようと話を転がすところ)もよかった。ただそれ以外はどうも。ラストもどうしてそうなったのか、あるいはどうしてそうしたのか、これがわかわらなかった。
現在におけるSF小説の位置と今後の展望について | デルヘッジ
メタノベルはもういい。
あらすじ的にも、メタノベルであるからこそ書けるようなものではないので、軽く読み飛ばして終わりにした。
蝕-イクリプス- | 織原 誠
〆が無理やりすぎるしありきたりだ。あらすじはほぼ全部ファンタジーっぽくて面白かったけど、〆の展開をみた瞬間に読むのをやめた。
Humanity Library | numnam
あらすじと世界観の雰囲気はよかったな。でも話の内容にところどころ違和感があり、結構くだらないことでウーンとなってしまった。磨けば光るかもな。一応全文読めたやつだったので貴重。
ノット・フォー・アス | 藤田レゴ
しゃれた小説。だけど目がすべっていくんよ。テーマは解放かなにかだと思うんだけど、なんかもう読んでてよくわかんなくなった。
カザグルマ | 懐古屋
牧歌的な印象の物語の奥底に、人間存在による世界の崩壊が潜んでる。これはいい話、なんだけど、誤動作ってのはどうなんだろうね。誤動作? そこがすごく気になってしまって、全体の空気に水を差した。
今回でローラー感想は最終回です。
いままでお付き合いいただきましてありがとうございました。
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