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ライカM10用ホルスターがライカM-Aでも問題無く使えたのでレビュー

ライカM-A用のストラップがなかなか決まらず困っておりました。

M10の頃は何も気にせず愛用のピークデザインのアンカーリンクスを付けてネックストラップのスライドライトを使っていたんですが、M-Aブラッククロームの美しいボディにアンカーリンクス及びスライドライトが似合わないという実用性度外視の理由で使えずにいたんですね。

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M10シルバーだとこんな感じ。アンカーリンクスの赤がフロントの赤バッジとマッチしていてM10なら悪くないと思えなくもないですが、ストラップ穴の形状的に直接取り付けらず、リングとあて革を挟まないといけないのが多少不細工に見えますね。

アンカーリンクスは諦めてM-Aに似合いそうなレザーのストラップを探しましたが、リングを直付けするものしかありません。M型ライカは縦位置撮影のときにストラップが死ぬほど邪魔(レリーズ側にストラップの両端を付けるという解決策は一応ある)なのと、カバンにしまうときはストラップを取り外したいのでストラップが付けっ放しになるのもNGです。

というわけでピークデザインも他のストラップも使えず八方塞がりの状況だったんですが、ある日ライカ公式オンラインショップを見ていて天啓を授かりました。

「付けられないなら付けなければいいのだ」と……。

ライカM10用ホルスター

ということで見つけたのがこれ。収納して肩にかけておいて、撮影時にサッと取り出せるというシロモノです。
このホルスター、本家M10での使用レビューすらネット上にほぼ存在せず、M10以外での使用実績は当然皆無なので、M-Aで使えるかどうか多少賭けではありました。

こちらの記事によるとM10だと「かなりピッタリでキッチキチ」とのこと。
M10とM-Aの寸法を公式で調べてみたところ、

M10 約139 × 80 × 38.5 mm
M-A 約138 × 77 × 38 mm (横×高さ×厚み)

とM-Aがほんの少し小さいくらいで、特にフィット感に影響しそうな厚みは0.5mmしか差がないことが判明。(M10をここまで薄く作れていることに執念を感じますね)

M10より大きいならアウトですが、小さい分には多少すかすかでもフェルトかなんかを買ってきてかさ増しすればなんとかなるだろう、という適当な考えで人柱になるべくとりあえず購入してみました。

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実際に入れてみたところ、これM-A専用なんじゃね? と思うくらいピッタリ(笑)。キツくも緩くもないという塩梅です。ただし、逆さまにすると自重で落ちて行ってしまう(それを考慮してM10でキチキチになるように設計されていると思う)ので、かがむ際は落下しないよう気をつける必要はありますが、ベルトを短めに調整すれば逆さまになることはとりあえず無さそうです。体格的にも短めがちょうど良くいい感じ。革が馴染んで来たらさらに緩くなることはありそう。

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落下防止のベルトは両側のボタンに固定できるようになっています。しばらく撮らない時や慎重に使いたい時は閉めておくのがよさそう。

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あとオンラインショップでも一切何の説明も無いんですが、底のところのパッドが取り外せるようになっておりまして(写真右側)、少し背の高い機種(M6TTLは少し高いらしい)でもパッドを自作すれば使えると思います。少し背が高いくらいなら普通に入る気もしますが。なので保証はしませんが、M10シリーズを除くデジタルM型とM5以外ならなんとか使えるのではないかと思われます。

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革の質感も高級感がありますし(高いので値段なりとも言えますが)、LeicaロゴもさりげないデザインでエレガントなM-Aのボディにとても似合っていると思います。

あとは撮影時の落下防止のためにリストストラップを付けると完璧ですかね。

いつまで在庫があるか分からない品物なので気になった方は早めに注文しておくと良いと思います。(M11が出たらそれ用のものが作られるかもしれませんが)



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