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実録!新築ワンルームマンション投資からの脱出


はじめに

新築ワンルームマンション投資
これが「破滅を招くほどの罠だ!」と警鐘を鳴らす人は数多くいます。

しかしながら
もうスタートさせてしまっていて数年経ってからことの重大さに気づいた、、、

そんな人もいるかと思います。

かくいう私も何年も前に勧誘を受け
業者の話をそのまま受け取り、
お決まりのパターン→「いずれは不労所得が得られ、年金代わり」
に引っかかります。
にもかかわらず「これでおれの人生安泰・盤石」と、なんともノンキに考えていました。

その結果、新築含むワンルームマンションを3部屋も買い、合計6000万円近くの多額の借入をしてしまうという暴挙に出ます。 

新築ワンルームマンション投資が怖いのは、自分自身がほとんど気づくことなく事態が進んでしまっていることです。
確かに、よほどの悪質な業者に引っかからない限り新築ワンルームマンション投資といえど“最初のうち”はそこそこうまく回っているように見えます。
ですが年月が経つにつれ、“空室リスク”や“設備の故障に伴う補修”、“家賃の値下げ”、さらに“大規模修繕”と同時に起こる“管理費の値上げ”といった恐ろしいイベント(居住者には必要なことです)が待ち構えています。
私も新築ワンルームマンション投資を契約する時には、おろかにもそんなリスクは微塵も考えませんでした。

当時は不動産が欲しかった。
やばいスキームにはめられただけなのに
「やってやったぜ」みたいな自信をもって数年を過ごしていました。

やがて結婚し、ことの重大さに気がつきます。
「自分のための住宅ローンが組めない、家族の家なんて持てない!」
そんな事態に陥ります。

なんとかせねば、、、

本書をお取りになってくれた方、
もしかしたら同じ気持ちで焦っている人もいるかもしれません。
私がお伝えできるのは、そうやって“新築ワンルームマンション投資の甘い罠”に引っかかり、とてつもない不安におちいった時の“気持ちの立て直し方”です。

「取り返しのつかない事をしてしまった・・」と気付いた時、
胃液がせり上がってくるようなイヤ〜な感覚。
わかります。今でも覚えています。
こういう「詰(つ)んだー」という感覚は

 ・車をぶつけた時
 ・自分の落ち度で、高額な請求を受けた時
 ・ 大病を宣告された時

・・など、いろいろありますが、
新築ワンルームマンション投資の失敗も同じく
“絶望”と呼べる気持ちになりました。
変わらない日常の中、自分だけが追い詰められた状況で考え、行動しなきゃいけない、、、
超不安が伴うので、疲れも計り知れません。

近年では
「かぼちゃの馬車問題」や「スルガ銀行の悪徳スキームの露呈」など
不動産投資が社会問題化したこともありましたし、
Youtubeが身近になったことで
例えば「モフモフ不動産」や「楽街」など警告してくれるメディアも増えました。
この警告に間に合えばよかったんですが、、、
私が新築ワンルームマンションの問題に気づいたのは
“どっぷり手を染めてしまっていた最中”
すでに遅し、、、
何しろ始めたのが、“新築ワンルームマンション投資での失敗”が社会問題化するよりもかなり前のことでしたから、、、

「手を出してはダメだよ」
現在、巷では地獄に落ちないように警鐘を鳴らしてくれる人はいます。
でも、もう始めてしまっていたら?
「誰かもとのもとの生活に戻れた人はいないの?」と聴きたくなりますよね。

私の経験からすると「警告」は多数あれど
“傷だらけでも地獄から生還した人”の「体験談」はあまりないように思えます。

 ・新築ワンルームマンション投資と縁を切る
 ・ダメージは受けたけど不安のない生活に戻る

こうした過程を記したものはほとんど見ていません。

本書は新築ワンルームマンションから脱出するための
「奇跡のリカバリー術」を紹介しているものではありません。
残念ながらそのような方法はないのです。

人生が終わる前に脱出する方法は
「損切りして売却する」
これ以外にはないでしょう。

もちろん私が取った行動もこれです

「即行動に移さなきゃ」
と焦る反面

 ・手始めに何をすればいいのかわからない
 ・誰に相談したらいいのかわからない
 ・家族にどう話せばいいのかわからない

など
走り出せない人もいるかと、、、

そうすると
「業者はきっといい人だよ、大丈夫だと言っているし」
と考えたり
「起死回生のリカバリー術があるかも」
「もしかしたらバブルの再来が起こるかも」
と雲を掴むような話で先延ばししてしまうことになりかねません。

やめたほうがいい、、、
かつての私と同じように気づかないフリをしていては
悪性がん細胞を何年もほったらかしにしてしまっているようなものです。
状況は悪化することはあってもほとんど良い方向には向かないでしょう。

そんなあなたに「私の実録」は参考になるかもしれません。

新築ワンルームマンション投資という墓穴を掘り
片足を突っ込みながらも元の生活に舞い戻る(無傷ではないですが)ことができた
私の経験を是非励みにしてください。

状況が私よりマシという人もいれば
もっとシンドイ人もいるかと思います。

いずれにせよ
脱出に向けた行動を開始するのは今です。
本書は
「このままじゃやばい」と認識した私が

 ・手始めに起こした行動
 ・その際、慎重に判断すべきポイント

“実録形式で”まとめました。かなり赤裸々に状況を記しています。
元の生活に戻るには、悩み手をこまねいていても何も変わりません。是非行動し、勇気を持って現実に立ち向かってください。

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