子宮筋腫の手術をした話

同じ手術を受ける人にも参考にしてもらえたらいいなと思い、書いておくことにした。
個人差があるので、あくまでも参考程度にして下さい。入院した病院等も公表できません。


子宮筋腫といっても、どこに筋腫があるのか等で手術方法も違う。
わたしは【子宮粘膜下筋腫】で【子宮鏡下手術(子宮鏡下筋腫核出術)】をしました。
筋腫の大きさは2cm。

子宮筋腫とはなにか。説明は省きます。ググってください。
https://www.seirino-mikata.jp/disorder_mens/hysteromyoma/


時系列で書いていきます。


10月、24日間続いた生理。
9年間ぐらいピルを飲んでいて(病院で処方されたもの、定期的に血液検査もしている)、
生理は基本的に長くて5日間で終わるのだが今回は明らかにおかしい。
9月に子宮頸がん検査を受けていて、それは異常なし。

先生「エコーで見てみよっか~なんかあるねぇ~
血の塊かもしれないから11月にまた来て。一旦ピルやめようね」


11月、筋腫発見。

先生「たぶん筋腫だねぇ~うちじゃ手術できないから大きな病院に紹介状書くよ」


11月、総合病院で検査。
細胞をとる検査がめちゃくちゃ痛くて分娩台で気絶した。
(気絶した原因は、空腹と直前にクレカ不正利用されてショックだったからだと思う)
分娩台で性器丸出しのまま気絶しているのはエッチな本で見たことがあるような気がするけれど、
ガチでやると意識が戻った後体力的に分娩台降りるのも大変だし、
精神的にも多方面に申し訳ない気持ちになっていろいろと辛かった( ;∀;)


わたしの筋腫は小さいのだが、子宮内膜にできて内側に向かって発育する子宮粘膜下筋腫。
小さくても症状が強く、過多月経、強い生理痛を伴うらしい。
そのまま様子見でもいいけれど、
生理時に辛かったのと、そう遠くないうちに妊娠を希望していること、入院できるタイミング的にも早いうちがよかったので
手術してとることに。なるべく早く手術してしまいたかったのだけど、空きがあるのが最短年明けとのこと。


11月~12月中旬、病院で検査。
血液・呼吸・MRI検査、手術の説明。

わたしが受ける手術は、子宮鏡下手術という
膣から内視鏡を挿入し、子宮鏡の先端にある電気メスを操作して切開・切除する手術。体への負担が少ない。

ちなみに、主治医から血液検査の結果をもらうときに「なにも異常のない結果をお渡しするのが久々です^^」と言われた。
食生活に気を付けているので、健康なのが数値でわかるのは嬉しい。


12月末、処方されたホルモン剤を飲み始める。
市販薬を飲むことは禁止。必ず病院で確認。
風邪ひかないように気を付けて生活した。
1ヶ月以内にインフルエンザの予防接種すると手術できないとのことで、
結局タイミングを逃してインフルエンザの予防接種はしていない。
秋にやっておけばよかったな。


2019年1月頭、入院。
何事もなかったので、予定通りに入院。
手術のときは、コンタクト、ピアスやネイル、マツエクは禁止。


入院1日目

入院手続きをし、体温や血圧、採血等の検査。
夕方頃、子宮口を広げるための器具を挿入。
5cm弱ぐらいかな?棒みたいなものと、脱脂綿(?)を挿入。
事前に痛いかもと説明はあったが、特に痛みなし。
なにかが入ってるなーぐらいの感覚。困ることは歩きにくいというぐらい。


食事ができるのは夜9時まで。
寝る前に下剤を飲む。
夜9時~翌朝6時まで、用意された術前経口補水をひたすら飲む。


入院2日目。手術日。

水分が摂れるのは朝6時まで。この日は飲水食事NG。

起床後、浣腸。
ベッドで看護師さんに浣腸をしてもらい、トイレに行ったら個室が2つとも使用中でもしや地獄を見ることになるのか…と絶望したが、
少し歩いた場所のトイレが空いていたので助かった。めちゃくちゃ冷や汗をかいてしまった。


トイレへ行き、ハミガキをし、手術着に着替え、
着圧ストッキング(メディキュットみたいなの)を履いて手術を受ける準備をする。


看護師さんに案内され、徒歩で手術室へ。髪をまとめて手術キャップ被る。
緊張からか、手が冷たくなっていた。
看護師さん(女性)に手を温めてもらえ、恋に落ちそうになってしまった。危ない危ない。

血圧を測った後に点滴。点滴から全身麻酔。
ぼやーっと意識が遠くなっていく感覚。
センチメンタルな気分になってしまい、このままだと鬱状態になると判断し
思考を強制終了させて寝た。


おそらく2時間後。手術終了。

わり良い夢を見ていた気がする。目が覚めたら手術室。
痛みもない、ボケーっとしている。
血圧測ったりして問題ないとのことで、病棟にベッドのまま運ばれる。
下半身がプルプルするので電気毛布をかけてもらったら治まった。

摘出した筋腫を見せてもらったが、ホルモンみたいだった。
退院して元気になったらホルモン食べに行こう。


手術室へ移動~手術後ベッドで
付き添い者と対面するまでの時間が2時間半後ぐらいだった気がする。


この手術日は、ベッドで安静に。点滴。尿はカテーテル。
頭を上げると血圧が変わってしまうそうなので、起き上がるのが禁止。
必要なものはベッドの手の届く位置に置いておく。
一定時間後だったかな、寝返りはOK。ベッド上でゴロゴロ足を動かしたりする。
2時間起きぐらいに看護師さんが点滴と血圧、膣からの出血があるかどうかの確認をしてくれる。
ほんの少し何かが出てるな、という程度で出血はほぼなかった。


点滴をしているけれどお腹がすく。ベッドでひたすらゴロゴロする。
痛みは何もなかった。


入院3日目。
起床後、体温や血圧測定、採血をして起き上がる。歩く練習。
前日にちゃんとゴロゴロできていたからか、スピードは遅いけれどサクッと歩けた。

念願の朝食。食欲あるし、痛みもない。
主治医の診察があり、問題ないとのことで退院。

体調次第で伸びるかもと説明されていたけれど、2泊3日の入院でだった。
念のため痛み止めの内服薬を処方された。
大量の出血(夜用ナプキンが足りないぐらい)と38度以上の熱があれば感染症の疑いがあるのですぐに連絡して下さいとのこと。
しばらく出血はあるらしい。
自転車等の局部に負担のかかる行動NG。アルコールや刺激物NG。
次回外来(3週間後)までシャワーのみ。重いものはしばらく持たないように。
「夫婦生活の開始は次回外来で医師と相談して下さい」と書いてあった。夫婦生活というのか…。



退院後の生活。
常に下腹部に違和感がある。痛くはないのだが、違和感。

退院後1日目。
だるい。熱はない。生理1日目程度な、少量の出血あり。しゃがむのが大変!

退院後2日目。
多少だるい。熱はない。生理終わりかけ程度な、ごく少量の出血あり。ゆっくり家事ができる。しゃがめる。

退院後3日目。

だるくない!生理最終日的な、ごくごく少量の出血あり。わりと日常に戻った気がする。

退院後4日目。

出血なし。久々に外出したが、疲れやすい気がする。


退院後1週間後。

なんもない。日常に戻ったのでは?


退院後3週間後

病院で手術後の検査。わたしは予定通りに手術成功し、その後も本当になんもなかったようだ。子宮は綺麗になっていた!念のため、3ヶ月後また病院に行って終了の予定。


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ちなみに、異常ありから手術まで(このnote内に書いたもの)のかかった費用は約10万円。(保険証を使った3割負担)



平均値はわからないが、わたしはレディースクリニックへ行く回数が多い方だと思う。
主にピルの処方と(自覚症状がなくても)性病検査。あとは異常があった時に行く。
基本的にピルの処方を3ヶ月ごと、その都度性病検査もしていたので年4回は人の手による検査を受けている。
(費用を抑えるために検査キットでも、咽頭クラミジア淋病含む性病検査していたので実際性病検査を受けた回数もっと多い。
自覚症状がなくても、疑わしい行為をしたら検査しよ~という方針)

エコーは年に1回ぐらい、異常があるときにしか診てもらっていなかった。
最後にエコー診てもらったのが2018年1月だった気がする。その時は異常なし。
1年経たないうちに、いつの間にか筋腫ができていたらしい。
妊娠する前に気付けてよかったなぁ。


この記事が、これから子宮筋腫の手術をする方、検討中の方等の参考になれば幸いです。

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