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脳みそ機械君


 押井守監督のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL」より主人公の草薙素子(くさなぎ もとこ)さんです。士郎正宗氏の漫画作品を原作にしたアニメ映画ですね。美人サイボーグの捜査官が活躍する物語です。


 真ん中に立っている方が荒巻大輔(あらまきだいすけ)さん。内務省公安9課の部長さんで、素子さんの上司です。高い倫理観を持つ正義のおじさんです。脳幹インターフェイス・インプラントを埋め込んでいますが生身の肉体です。


 オペレーターのお嬢様方はサイボーグなのでしょうか?片手で指が10本ぐらいある義手を用いて超高速タイピングをしています。サイボーグなら風邪をひかないし痛風や糖尿病も怖くないですね。


 政府高官の秘書さんです。このお嬢様もサイボーグですね。チタニウム製の殻に脳みそが入っているようです。サイボーグなだけにコンピュータ・ウイルスに感染します・・


 なにげない横顔のシーンですが、脳幹インターフェイスのケーブルがうなじに刺さっていますね。デジタル処理をしている情報空間へ意識が移行しています。キーボードたたかなくてもググれて便利です。


 同僚のパワー型サイボーグBATOU君に愚痴っている所。縁起(えんぎ)の思想や「自分の定義」について主人公が語っています。「私は誰で、本当に存在するのか?」みたいな疑問、サイボーグさんも悩みます・・


 こちらは重要参考人の意識の入ったサイボーグの上半身。このサイボーグには生身の脳みそが搭載されていません・・補助脳(メモリー)でプログラムが作動しているだけです。肉体が完全に存在しないのに意識(魂)が宿っている状態です。


 この物語の世界観では「脳みそ」さえ生身で生きていれば人権が認められるそうです。全身サイボーグでも脳みそが生身なので人間なのです。しかし、この重要参考人は脳みそを紛失しているので、部長も悩む所です・・


 拉致誘拐事件のドタバタでボディーが壊れてしまった素子さん。脳幹インターフェイスの有線ケーブルを用いて3人で意思疎通をしているところ。うなじにポートが4個ありマトリクスより便利です。体が壊れても脳みそさえ元気ならOKですね。


 魂が存在するのには脳みそが必要か否か、早く知りたいです・・・
ちなみに1995年公開作品ですよ、ご購読ありがとうございました。

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