最初の症状

祖父が亡くなり約3ヶ月、祖母は元気がない状態が続きました。

そんな頃から、祖母と一緒に住んでいた孫（仮名　菜々ちゃん）がバイトをするようになりました。

バイトが始まってからは帰りも遅く、朝も早い。
どんどん手がかからなくなる菜々ちゃん。
今まで菜々ちゃんを親代わりに育てていた祖母にとっては1つ自分の役割を失くしたような状態でした。

そんな生活になってから約半年程経過した頃、祖母の物忘れが少しずつ増えてきました。

最初は「カバンどこおいたかな？」といった物忘れでした。
私も母も、年齢重ねてくるとよくある。
生活ができているし焦ることはない。

少しずつ失くすことは増えてもすぐ見つかる場所にあり、一緒に探せば祖母は安心した様子だったので、私達はもう少し見守ることにしました。

他にも予定を忘れる、買ったことを忘れてまた買ってしまう等がたまにある程度でした。

実際、若い私達でもやってしまうミスばかりでした。

そんな物忘れはあっても大事なことは覚えているし、友人の電話番号等も覚えている。

生活に大きな影響をきたすことはありませんでした。