72-7候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
春 啓蟄 72-7候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
冬ごもりしていた虫達(蛇やカエルも)が土から這い出す頃、啓蟄。
我がマンションのバルコニーでも、ヤモリやアリンコなどなどせっせと活発に動くのが見えるようになります。本当は見るのも苦手なんですけどね。
それでもこの時期になると、あの苦味をともなった独特の香りの山野草などの春野菜をいただく機会も増えるとなると、虫たちのあのキモさもちょっとは辛抱できるというか・・・(笑)
ウチのバルコニーの長老住人「あわてんぼう桜(さくらんぼのできる桜)」。このコは、毎年、河津桜と競い合って2月には咲き出すはずが、今年はいつもより遅く、やっと咲きだしました。やっぱりこの冬は寒かったのですね。
昔は、「収穫祭」と名付けて、孫たちに収穫させてケーキやコンポート、ジャムなど一緒に作って楽しんでいましたが、それには、鳥たちに啄ばまれぬようにシートをかけたりと一苦労でした。
いつしか孫たちも大きくなり、収穫祭に集まるのもままならず・・・
そんな時夫が
「こんな都会でさくらんぼを食べられる鳥たちは幸せやろ!食べさせてやれ!」
の一言で、それからは鳥たちのデザートになっているのです(笑) 。
さて、啓蟄。
何かしたくてモゾモゾしてくる私ですが、気持ちと身体がそぐわずになんだかいっそうモゾモゾしている今朝。
2024年3月5日(火)【旧暦・睦月25日】記