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72-41候 天地始粛(てんちはじめてさむし)

 秋 処暑 24節気72-41候 天地始粛(てんちはじめてさむし)

 ようやく暑さがおさまり始める頃、さっきバルコニーに出るとやっと夜気を感じたが、それも日本列島を迷走縦断する台風の仕業かしら?

 10年ほど前に、バケツ稲ならぬプランター稲を育てた時、穂が実るのには日照時間と積算温度の問題があると知った。

1995年のバルコニー

 また、近年の猛暑では穂の白濁化があり、去年にはどの産地でもその傾向があったと聞いている。

 1993年の大冷夏の年『平成の米騒動』が起こった。日照、積算温度が足らずに実を結ぶことが出来ずに米不足となり、細長い外米がスーパーに並んだ。エアコンをつけることのなかった夏だった。

 天地始粛(てんちはじめてさむし)
 人には涼しい方が嬉しいけれど、大事な稲作には暑い夏が必要。暦どおりに過ごせることが大事。

 旧暦を意識することで四季の成り立ちの秘密を感じられることに密かな喜びを感じている。


2024年8月28日(水) 【旧暦 文月25日】

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