72-22候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
夏 小満 72-22候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
なんともコンテンポラリーで美しいトップ画像は『蔟 (まぶし)』と言い、蚕が繭を作りやすくするための藁で編んで作った部屋。言わば、蚕のマンションのようなもの。熟蚕が自分の部屋を見つけるためにのこのこと上り、一枡に一頭づつ入るらしい。
蚕が繭を作る時期になると体があめ色になり、この蔟 (まぶし)に移動することを上蔟(じょうぞく)というのだそう。
驚いたのは、カイコは家畜化された昆虫で、野生には生息しないのだ