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「社会福祉士」ってなに?どんなお仕事?

「社会福祉士」って何ですか?「ケアマネさんと同じですか?」「介護福祉士との違いは、何ですか?」これは良く聞かれること。

「社会福祉士及び介護福祉士法」では、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。https://www.jacsw.or.jp/01_csw/04_cswtoha/shgoto.html

わかりやすく言うと、病院や介護施設、障がい者施設などで働いている、相談員のことです。

一口に相談員と言っても、幅が広く、正直言って、働く場によって全く仕事内容も変わってきます。

そして、看護師の場合、絶対に看護師資格を持っていないとその業務ができませんが、相談員の場合、社会福祉士でなくても、相談業務にあたっても良い、ということになっていますので、国家資格ではあるのですが、何とも曖昧。だから、相談員でも、社会福祉士の資格を持っている人と持っていない人がいるということです。

介護福祉士は、食事介助や身体介助、服薬などの生活一般的なことを行っています。社会福祉士と両方の資格を持っている人もいて、相談員でも、人数が足りない時などにヘルプに入ったりする人もいます。

ケアマネジャー(介護支援相談員)のお仕事は、介護保険の制度の中で、それをどう使っていくか、その人に必要なサービスをチョイスすることと、それを書類にしたケアプランを作ること。また、そのサービスの担当者間の間を繋ぐ仕事もあります。

社会福祉士の相談員は、施設のコンシェルジュ的な役割だったり、営業を行うなどの仕事もあったり、自分の施設の中の人はもちろん、外部の人たちや、ご家族様、病院の医師とも連携をとって仕事をしています。

裏方で地味なところもありますし、前面に立って人前で話す、司会進行役をするといった役割、苦情窓口といった仕事もあります。

それに、出来ること、出来ないことは、個人の資質と能力にまかされるので、同じ相談内容であっても、対応する人でやってもらえる範囲も違う、というのが実際のところなので、何とも表現が難しいというのも、正直なところ。

まあ、わかりやすく言うと、迷った時に相談できる窓口ってことでしょうか。でも、やる仕事の範囲は、そこの施設によって違う、ということも「社会福祉士ってなに?」と言われる大きな原因かも知れません。



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