価値を生み出す
初めまして、プロパティシエのさくらです。
パティシエをしていますが、途中でパティシエを辞めて会計事務所に入り税務会計をしていた時期がありました。
経営というものをどうしても勉強したくて、簿記から勉強し、会計事務所に飛び込みました。
今は再びパティシエをしていますが、あの時無謀にも新しい仕事にチャレンジした自分を褒めたいものです。その時得た知識は何にも変え難いものです。
今でも会計に関する本を読みますが、ある会計の本を読んだ時、パティシエとしてのあるべき姿を考えさせられた本に出会い、ハッとさせられました。
そして私が今まで、企業が存続していく為に会計上大事だと考えていた事も思い込みだと感じさせられました。
パティシエだけではありませんが、何故か私達は何かの物事を続けていく上で、最初の純粋な思いを忘れてしまいがちです。
お菓子を作り始めた時、とても純粋でした。
最初は作ることが楽しくて、全てが楽しいものでした。しばらくすると自分が作ったお菓子を
買ってくれるお客様がいる事が嬉しくて、喜んでくれる事が嬉しくて、夢中で作っていました。それが慣れてくると、売れる物を考え始めた自分がいました。
今でもつくるのは楽しくて、夢中です。
売れる物を考えるのもとても大事な事だと思います。
しかし、その本には冒頭に短い言葉でこう書いてあるのです。
「利益を追うな、価値を生み出せ」
私は本当にハッとしました。
私は価値を生み出す努力をしていただろうか、
お客様が感動するような物を作り出していただろうか。。。
会計を勉強した事で利益の出る売れる商品を考えようとしていたけど、人は心が動いた時でなければ、その商品を欲しいとは思わないというシンプルな事をいつしか忘れてしまっていたように思いました。
綺麗事のようにも思いますが、お菓子を作り始めた時の喜んでもらいたいという純粋な気持ちが価値を生み出す原点だと思っています。
この本を読んでから、私がお菓子を作る時決めている事が有ります。
必ずお客様を感動させるものを作る。です。
この思いで作り始めてから、私自身も改めてお菓子を作る事を楽しんでいます。
そしてこの本にはこうも書いています。
「結果は後からついてくる」と。
価値あるものを生み出す事で皆んなが幸せに慣れる。そう信じています。
ではまた、次回をお楽しみに。
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