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【アメリカ駐在】ちなみに私は掃除けっこう好きなんです

現在、娘が通っているアメリカの中学校は私服である。皆さんの想像通り、アメリカの公立中学校の服装などに関する規則はないに等しい。授業中にパーカーのフードを被ってはいけない、チューブトップはダメ(キャミソールのように肩紐のあるものはOKだが、肩紐のないトップスはダメ)くらしか思いつかない。髪の毛の色なんて皆違って当然だから、何色でも問題ない。メイクもOKだし、ピアスももちろんOK。どれだけ派手な服を着ていっても問題ない。体育がある日は運動にふさわしい恰好という事でスニーカーを履いていかなくてはいけないが、他の日はブーツなどでも問題ない。
テストの成績や課題提出率、出席率などは厳しく管理されているが、服装などに関してはとにかく自由だ。そのため、皆それぞれにお洒落な私を演出しようとする。もちろん娘もその一人だ。それで私は困っている事がある。娘はもともと片付けが下手なのに、さらに色んなものを散らかしまくって部屋もぐちゃぐちゃ、リビングにも自分の物を置きっぱなしにしまくるという問題が発生している。朝の身支度に力を入れすぎて、部屋には選考から漏れた洋服が散乱する。またどのネックレスをつけるかというのを鏡の前で試すので、いつもネックレスが置き忘れてある。私もイライラして、いい加減にして!となり、それに対して娘もイライラして何か言い返してくる。悪循環極まりない。
そういう時はどうしたらいいのかと検索してみたら、同じような状況の人が山ほどでてきて、皆同じように大変なんだと感じ、傷を舐め合いじゃないが、少し心が晴れた。思春期あるあるのようだった。教育専門家のような人のコラムには、見守る事が大切とか「部屋を片付けてくれたら嬉しいわ!」とかポジティブな声かけが大切とか片づけない権利を認めるとか色々書いてあったが、全く共感できなかった。私の気持ち全然わかってないなとしか思えなかった。そのコラムを読んでいているという事は、片づけない子供に困り果てているという事をもっと考えるべきだ。ポジティブな声かけとか見守るとかいうフェーズはもう既に終わっているのだ。そのあたりは子VS親の問題でいつも出てくるフレーズだからもうわかっている。だけど全然改善しない、むしろ悪化している!となっているから、ネットで検索してるという流れをもっと理解してほしい。片づけない権利を認めるというのは話にならない。そんな事言い出したら、こちらだって屁理屈的な権利を主張したい。
・・・と自分の事は色々と棚にあげて、一方的に文句を書いてだいぶすっきりしてきた。私はわかっている。これは終わりのない事で、完全に解決する方法なんてないことを。
親の私が言うのも変かもしれないが、娘はとてもいい子なのだ。優しく性格もいいし、色々な事を頑張っているし、総合的な人間力が高いと思う。片づけが出来ないくらいは苦手な事のひとつとしてそっとしておくべきなのかもしれない。が、私にはそれは出来ないのだ。私の人間力が足りない・・・のかもしれない。


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