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留学ビザから日本人の配偶者等への変更・在留外国人&外国人支援者向けニュースレター#67

日本語学校をはじめ、日本の大学や専門学校で勉強する多くの外国人留学生が日本で暮らしています。

勉強やアルバイトに励むなかで、様々な人との出会いがあり、日本人と交際が始まり結婚に至るケースも珍しくありません。

日本人と結婚し婚姻手続きが完了すると、留学ビザよりもメリットが多い「日本人の配偶者等」というビザに変更することが一般的です。
※以下、「日本人の配偶者等」を「配偶者ビザ」と表記します。

この配偶者ビザは、変更するタイミングによって申請の難易度が変わります。

配偶者ビザの審査がスムーズに進むケースは、学校の卒業を待ってから配偶者ビザに変更する場合です。
留学生としてビザを取得した目的を達成していますので、審査は比較的スムーズです。

逆に審査の難易度が上がってしまうケースは、学校を退学して配偶者ビザへ変更する場合です。

退学した理由を深く追求されます。

配偶者ビザは、ビザ目的による偽装結婚が多いため
「日本人と結婚すればビザがとれるから」
「学費を払いたくないので日本人と結婚しよう」
「成績や出席率が悪く退学になりそう、誰でもいいから日本人と結婚しよう」
「もう勉強したくないので日本人と結婚しよう」

このように、ビザを得る手段としての結婚をする外国人が現実にいるため審査が厳しくなっています。

なぜ、退学することになったのか。
結婚に至った経緯など、ビザのための結婚ではないことを丁寧に説明する必要があります。

通常、配偶者ビザの申請では必要とされない成績証明書や退学証明書などの書類も必要となる場合がありますので、しっかりと準備して手続きを進めていきましょう!

ビザのことで困ったときは、在留資格に詳しい行政書士に相談を。

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