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安全地帯

こんばんは〜

訪問ありがとうございます。

昨日、私が壊してしまった蜘蛛の巣は1日たっても再築されませんでした。正直ホッとしていますが、すでに安全地帯へ引っ越したのでしょうか?でも、また近いうちに新しい侵入者が現れるかもしれません。(笑)


「安全地帯」…。人間の私たちにとってもそう呼べる空間はありますか?


15年以上前に、友人が職場のフリースクールを紹介してくれました。フリースクールがどういう世界なのか知識や先入観はなく、娘同伴のもと、興味本位での訪問でしたが大きな衝撃を受けました。

そこには、健常者と呼ばれる方たちや、障がい者と呼ばれる方たち、不登校の子たちがひとつの空間で自然にその人らしく活動していました。出来ることも出来ないことも性別も年齢も違うのに、対等な立場で付き合う、壁のない世界だと印象を受けました。動かされているわけではなく、本人の意思でやりたいことを自由気ままにやる。外の時間とは違う独特なゆったりとした時間が流れていました。目をキラキラさせた彼らを見ていると、私がそれまで生きてきた中では巡りあったことなく「こんな世界があるんだ…。」と、衝撃と感動を受けました。

「なぜ、こんなにもキラキラしているんだろう…。」そう思う私を横目に、娘はまるで遊園地にでも来たかのように有り余るエネルギーを制限なく発散し、きゃっきゃっ言いながらはしゃいでいました。当時娘は、まだ小学校へ入学する前の年齢でしたが、キラキラ輝く彼ら同様に、すっかり溶け込んでいました。この訪問を機会に、私は娘にさまざまな人たちと色々な経験をして欲しいと思い、入園することを決めました。

長い時間を過ごし、娘にとっても私にとっても、安全地帯と呼べる場所だと認識しています。

私は現在も足を運ばせてもらっていますが、この場所からどれほど助けられたでしょう…。教室で教わるメソッドではない彼らのリアルな姿からは、私の胸に「私」が「私」でいられる後押しを頂いていたと思います。そして、この場所で関わる多くの人を通して、自分磨きの時間として今も過ごさせてもらっています。


ナチュラルであることは、人間の身体にとっても無駄なエネルギーが消費されずエコだと思います。きっと、人間にとっての安全地帯とはそのような場所であり、かつエネルギー循環が行えているように思います。

サクラ

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