作品が代弁してくれる
本とか、ドラマや映画とか。
絵画とか 写真とか 映像とか 音楽とか。
作者さんの思いが 作品となって この世に現れて、人々に届く。
その中で自分の感情を代弁したり表現しているように思える作品に出会う事がある。
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誰にも言えないまま、1人で抱えてきた事がある。
言うと、嫌われるだろうし、
言わないから、疑われたり、距離をおかれる。
どちらにしても、嫌われるんだから、
言わずに、こちらが距離を置く、そんな自分を作ればいいと思っていた。
本当は気を使わず 対等に関わりたいのに、
できない。
ほんの少しでも距離を縮めると、相手は必ず距離を置いてくるし、決まって去られてしまうから。
「あなたはなんでもできるしさ。賢いしさ。なんか見透かされている気がしてしまう」
「私たちなんて平凡で、足元にも及ばないし仲良くしてもらえるはずがないし」
「なんか近寄りがたくて。一緒に行動するのが申し訳ない」
と言われて、去られてしまう。
賢いってなんだ。学歴?職業?
てか、学歴を言ったことはないし、勝手に学歴を決めつけてるだけではないの?
だから、もう二度と同じ体験をしたくない。
去られるのは もう 嫌なんだ。
相手に何枚も壁を作って、踏み込まないようにするのもそう。
そうやって、壁を作らないと嫌われて去られてしまう。
敬語がやめられないのもそう。
そんな行動を、気づかれないようにしている自分も、
そんな風に思ってしまう自分も嫌。
そんな風に人とかかわってきた。自分を守るために。
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先日、ドラマで、
私と同じような悩みを抱えている人のストーリーに出会い、
自分の感情を代弁してくれるかのような、話しの展開に
驚いた。
主人公は 勉学、スポーツ、容姿、何一つ劣ることがない。人気者でもある。
後輩や先輩からも慕われ可愛がられる。
ただ、同い年とは仲良くなれない。
妬まれたり、勝手に比べて引け目を感じて去られてしまう。
そんな主人公と親しくしていきたい友人との
話の展開に
ちょっとだけ勇気がでた。
主人公は正直に友人に話し、友人も主人公に抱いていた思いを伝えた。
怖かったと思う。
日本の文化道徳としては、受け入れがたいこと。
「私はなんでもできる」を伝えること。
友人も、そんな主人公が大好きだから、本音でぶつかった。
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私は
主人公のように勉学ができたわけでもないし、スポーツもできないけど、
なぜだか
「賢い人」「近寄りがたい人」「見透かす人」というレッテルを貼られてきた
そう見えるのならそうなんだろうし、それが私なんだろうし。
ただ、それでも、あなたと付き合っていきたいし、あなたといろいろ話したい。
そのためには、こちらから 壁を作らないことからはじめなきゃ。
ドラマでとりあげるような心情だったんだということで、
私だけじゃなかったんだ。とほっとした気持ちになった。
そうやって、メタバースの世界に飛び込んだのだから
素の私でいられるこの世界で、もう少し自分を掘り下げてみようとおもう
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