おじさん達へ

サッカーが大好きだ。Jリーグも好きだし、ヨーロッパも南米もアフリカも北中米も色んなプレースタイルがあって魅了されている。

サッカーをプレーする事も大好きでサッカー部に始まり、学生の頃から草サッカーとかフットサルでプレーする事に喜びを感じていた。

しかし、現実とは恐ろしいもので、今年はプレイヤーとしてサッカーから離れる年になってしまった。

理由は色々あるけど、時は初夏、会社にも慣れてきたし身体もムチモチしてきたから運動をしようと試みる。ただ漠然と孤独に運動してもモチベーションが続かないから、知り合いのツテで草サッカーチームを紹介してもらう。

ウキウキして体験に行くんだけどそこで受けた洗礼は「太り過ぎ!!」

久しぶりにプレーするサッカー、明らかに動きは鈍っているし、学生の頃の間合いでプレーしても奪われるボール、取れないボール。

参加後にかけられた言葉は「とりあえず痩せてきたら??」だった。

続かないダイエットだって目的があれば続けられる。
前回のダイエットはいつだっただろうか??
愛する彼女(今は奥さん)に言われた一言が「50㎏台まで痩せれたら結婚してあげる」だったから必死で減量した事を覚えている。愛する者、手に入れたい物があればスペック110まで行けたんだ!!って経験をもとに歯を食いしばる。

1人でやるのも仕方ないから身近な人にダイエット宣言をしたり、Twitterで体重変化を公表しながら無理矢理でも痩せる環境を作り出す。

そんなこんなでプレイヤーとしてのコンディションを手に入れるのだけど、現実はとても残酷だった。

怪我をしてしまったのだ。きっかけは高校生のタックル。エンジョイ勢のチームだったからもちろんフェアなタックルだった事はわかってるし、うずくまる自分を見て「もうやめ時やな」って思った。

種目にもよるけど、プロとして毎日、神経質に身体をケアしてトレーニングに励んでも30半ばでは通用しなくなるんだなって気持ちがよくわかる一瞬だったな。
これからはサポーターとしてサッカーを楽しんでいきたい。


前振りが長くなったけど、三浦知良というサッカー選手がいる。
レジェンドキングカズである。
年齢53歳。現役のJリーガーで現役のプロサッカー選手である。
プロサッカー選手としてリーグ戦で最高齢でプレーしたギネス記録を持っており、日本だけでなく世界のスーパースターである。

そんな選手だからWikipediaにも沢山の経歴が掲載されていて、じっくり読み込むと30分とか1時間近く掛かってしまう。そんなレジェンドである。

カズは本当に大好きで語りたい事は山ほどあるけど尺が長くなるのでこの辺にしておく。


この記事で何が言いたかったのかと言うと、「歳を取れば掴み取れない夢がある。」ということだ。
どれだけ鍛錬していても私達は鬼ではなく人間だから成長のピークを超えると待っているのは衰えなのだ。

我々おじさん達はその事実を受け入れて、自分の出来る範囲で出来ることに立ち回りをシフトしないといけないのだ。

例えばサッカーなら指導者になるとかサポーターとして応援する側に徹するのも良いではないか。

でも、それを受け入れられなくて、おじさん達の妬みが若くて才能のある人たちに向けられる事がある。
自分の経験とか経済力という刃を弱い立場の若者に向けてしまうのだ。

気持ちはわかる。受け入れられない現実もあるし、こんなに早く来るんだって虚無感も悲しさもよくわかる。
でもその矛先を未来のあるイキイキとした若者に向けてはいけない。

尺が長くなったので今日は終わり

つづく

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