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【回顧】高校生クイズ2014~2016の近畿大会を振り返る【VICTORY】

タイムラインに高校生クイズの地方大会の話が上がっていました。懐かし~~~~。2014年から2016年まで、参加権のあるすべての近畿大会に出場しました。年齢バレ! もういいけどね。

自分にとって高校生とは高校生クイズで、クイズサークルの目指す先は高校生クイズで、クイズとは高校生クイズだったのだ。そんなころのエピソードとしてよく喋る話があります。2014年に入学した高校のクイズサークルにはやや特殊なボタンがあり、それが高校生クイズを始めとするテレビ番組に多用されるタイプのものでした(以下画像)。これで育ったものだから、地方大会決勝でもいつもと同じプレイングができたともいえますね。で、これで育ったものだから、高2の終わりに初めて参加した例会では「ちっちゃぁ……変なボタンもあるんだな」と思ったっていう。

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こすり続けている話はこれくらいにして、自分が参加した近畿大会3回のルールを思い出そうとします。資料がなく、頼りにしていたサイトも閉鎖してしまった今、己の知識のみで……

近畿大会(各地方大会)を思い出す

2014年

①○×クイズ3問正解で勝ち抜け
①' 敗者復活3択クイズ(1問勝負)
②謎解きクロスワード
③早押しクイズ(たしか5○1休とか)

この「謎解きクロスワード」って、10x10=100文字からクイズ問題の答えを一直線に消していくっていうやつで、謎解きでもクロスワードでもなかったのを覚えている。あと、「バレーボールマシンで的を撃ち抜くゲームで1位だったらボーナス」という謎ルール(昨年の遺物)が機械不調でおじゃんになったりしている。ちょっとやりたかったけどね。バレーボールマシンで的を撃ち抜くことって人生でもそうそうないので……。
さっそく県大会決勝に行くことができた。うれしい!

2015年

①○×クイズ3問正解で勝ち抜け
①' 敗者復活スマホクイズ(50問とか)
②前進3択クイズ(5問先取)
③3○1休

この年が一番競技クイズに近かったと思う。「○×でだめだったチームをガチ知識クイズで拾う」のは”知の甲子園”時代と同じやり口だがこの回はけっこう落とされており(通過ノルマがその場で発表される)、○×をたまたま通過していなかったら危なかったと思う。そして近畿大会は全国で2番目に参加者が多い地区でもあり、3択問題も殺意マシマシで超難しかった。都道府県ごとに先着6チーム(これは厳密には正式な表現ではないけどね……)というルールなので、倍率の低い滋賀は数問落としても助かったけど、京阪神は5連答必要だったんじゃないかな。
この年で全国に行けた! そしてこの年だけ桝さんが近畿にも来た。3択通過時にギャンギャンと騒ぎまくったため、日テレのスタジオで「予選元気だったね~」みたいなことを言ってもらえたのがとてもうれしかったね。

2016年

全国一斉スマホ予選。
○×があったのは覚えているけれど、正直ほとんど覚えていない……。
ボロ負けもボロ負けだった。

尻切れトンボになってしまったんですが、自分はこの3年間にめちゃくちゃ賭けてきたよな~と懐かしく思えます。全国大会でのエピソードもかなりあるのですが(1回戦でタコ負けしたのに????)、この記事は地方大会の回顧なのでまたの機会に。

高校生クイズの地方大会がほんとに各地方でやっていたころ

ということで自分の現役時代は、「地方大会がほんとに各地方でやっていたころ」と重なります。ほどなくして地方大会は「1次予選」という名前になっていますね。
各日程で勝利校が続々決まりタイムラインが盛り上がったりとか、テレビカメラにはしゃぐ友だちとか、東大寺学園をもてはやすことの腐心するスタッフ(東大寺はまったく悪くない)とかが見られなくなるのは寂しくもあり、頷けたりもします。この夏でやったらスタッフも高校生も大変だし。

なんとなくなんですが、やっぱりこのころの地方大会って、今の「競技クイズ文化」と、それとの比較対象によく挙げられる「テレビクイズ」との、狭間にある概念だったんじゃないかと思っています。
2008年、日本テレビが「競技クイズというコンテンツ」に目をつけて装飾を施し全国ネットに送り出した……というのはテレビ論の総論として事実に近い(当時『クイズ! ヘキサゴンⅡ』などが放送されており、その反動と捉えられることがある)のですが、そのころの地方大会は、噂(と熱心な元ブロガー)を頼るとほんとに「オープン大会のペーパー」みたいな雰囲気だったみたいですね。ルールも7○3×だったらしいし。失格!? テレビで!?

で、数年かけて上記のようなルールにたどり着きました。参加していて、「競技クイズに近いもの」と「それ以外」を両方楽しめたなと思っています。知識で、早押しで、全国大会への切符を掴むっていう一貫したプロジェクト。そこに挟まる、「テレビでないとできないもの」つまり舞台・演出・出演者……それらがちょうどよく入り混じったのがこのころだったと思います。
そういった体験を「全国」(自分のときは11会場だったかな)に届けるという取り組みとしても非常によかったと考えています。

つくる側に回ることが多くなった今、もう一度高校生クイズ地方大会の回顧をしました。間違いなく自分の「クイズ観」に大きな影響を与えていますし、「どういうものを用意したいのか?」を考え直すよいきっかけになりました。

写真とか出てきたらまた貼ります!

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