『ドンと来い! 超常文芸 りたーんず』発行のお知らせ

 お久しぶりです、絶対文芸同人、炸裂ミラクルガールズです。

 時が経つのは早いもので、前回の参加となった2021年秋の文フリから1年もの時間が流れてしまいました。
 1年前に刊行したのは縮小版小冊子の2.5号。そこで力を溜めて次こそ本格的な1冊を……という野心はありつつ、メンバーそれぞれ多忙のためになかなか本格的な活動ができない日々……。
 しかし、それでは終わりません。終わらせません!
 1年の待機期間を経て、約200ページの新刊を引っ提げ、我々は帰ってきました!
 なかなか思うように新刊を出すことができない時期もありましたが、ここからまた仕切り直し、新しく始めるぞという決意を込め、新刊のタイトルにも「りたーんず」という言葉を掲げることにいたしました。

 新刊の表紙がこちら!

ドンと来い! 超常文芸 りたーんず 表紙

 クロベトウヤ作、流行りのヴェイパーウェイヴ風のテプラ意識です!
 今回は制作にAI技術を取り入れる新たな試みにも挑戦したとのこと。

 以下が『ドンと来い! 超常文芸 りたーんず』の掲載作品になります。
 どれも力作揃いですので、ぜひお手に取ってもらえると幸いです。


 「あなたはお手軽な私 / クロベトウヤ」
 東尋坊で三人は出会った。それぞれに死のうとしていた。しかし、結局死ななかった。年齢も性格も死のうとしていた理由もバラバラの三人は、自殺する代わりに奇妙な関係を築き始める。


「八ポンド玉の行方 / 矢馬 潤」
 彼女は世界に希望を持てないでいる。それでも希望を見出そうと生きる彼女を、青年は見てきた。彼女に誘われてボウリングに行くと、ちょうど青年の家にやって来た姉がついてくる。姉との間にも、彼は複雑な感情を抱えていた——。


「粗忽の浪人 / 朝倉 千秋」
 二度目の浪人と同時に一人暮らしを始めた秀次郎は、ひょんなことから受かってもいない大学の落研部員になってしまう。受験勉強と落研の二重生活の中で、秀次郎はやがて自らの落語を見出していく……。


書誌情報:文庫 / 192P / 500円
 今回作品を掲載できなかったメンバーも、次回以降に向けて構想や執筆を着々と進めております。
 ここから再出発していく我々、炸裂ミラクルガールズを、改めてよろしくお願いいたします!


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