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引っ越した部屋のこと、買ったもの、読んだ本

2月半ばに大阪へ引っ越し、1ヶ月以上かけてようやく部屋が整ってきた。
全くセンスがない&すでに死ぬほど生活感溢れているため写真がほとんどないのだが、新しい部屋のことと新しく買ったものを記録しておく。

やたら長くなってしまった上に「こんなん誰が知りたいねん」というニッチな情報しかないので、ご興味のあるところだけお読みください


部屋を探す

3年ぶりの大阪とあって張り切って部屋探しを開始したのだが、タイミングの問題なのか私の条件設定のせいなのか、なかなか物件が見つからず、結局内見に行けたのは2部屋のみだった。

ひとつは築1年、ほぼ新築のマンション。一人暮らしにはもったいないほど立派なカウンターキッチンがあり、もちろんオートロックや宅配ボックスも完備。
中はとてもきれいだったのだが、建物に囲まれた2階で陽当たりが悪いこと、収納が少ないのがネック。何より、築1年なのに鏡など水回りの汚れがひどく、「どんな使い方したら1年でこうなるねん」と前住人への不信感が湧く。
とはいえ設備面では全く問題ないし、駅徒歩4〜5分とアクセスも良好。
おそらくこちらに決めるんだろうな、と思いながら次の物件へ向かった。

2軒目は築20年、最寄駅からも8分ぐらいかかる。
条件的にあまり期待していなかったのだが、部屋に入ったとたん、気持ちがこちらに傾いてしまった。
最上階、かつ窓が大きくて視界が抜けており、めちゃくちゃ開放感がある!(のちに注文したカーテンの丈は243センチ)
新しい仕事は在宅勤務メインになるので、駅近よりも部屋の居心地のほうが優先順位は高い。
最上階で窓が大きいとなると夏の暑さが気になるが、部屋が北向きというのも良かった(いままでずっと南向きの部屋に住んできて、陽当たりはもちろん良いのだけど、昼間部屋で仕事をしていると冬でも暑いのがストレスだった)。
キッチン部分の壁はタイル貼り。古さはあるものの水回りなどはきれいにリフォームされていて、お風呂には追い焚き機能もある。
収納が多いこと、インターネット込みで1軒目より家賃が安いことなども魅力だったため、こちらの物件に即決した。

車で内見に向かう途中、担当者から「この時期は物件の動きが速いので、ネットで間取りだけ見てすぐに申し込む人が多い」「わざわざ内見に来る人は珍しい」みたいなことを言われたのだが(もしかしてあれは嫌味だったのだろうか)、見なきゃ分からないこともあるからやっぱり内見はしたほうが良いよなー、と個人的には思う。

ベッド問題

今回の引っ越しにあたり、昨年借りたセカンドルームを解約し、家具家電を統合することになった。

もちろんいつかはそうなることを視野に入れて家具を揃えたので特に問題はないのだが、唯一浮上したのが「ベッド問題」。

私としては、
引っ越しを機にセミダブルサイズのベッドフレームを購入(セカンドルーム入居時に買ったムアツマットレスをメインで使う)→長らく使っていたキッズサイズのベッドを実家に送り返す
という目論見だった。
だいぶ前からそのことを母にも伝えていたつもりだったのだが、あらためてLINEしたところ、
「私が大阪に行ったときに泊まりたいから、置いておいてください」
との返信が来る。

…え、1LDKにベッド2台???
多くない?

しかしベッドのような大きいものを同意なく送り返すわけにもいかないし、まあ友人とかが泊まりに来たら便利なのは確かである。
(勝手に手放せばいいじゃん、と思われる方もいるかもしれないが、昔両親が買い与えてくれたシモンズのベッドなのでさすがに処分できない)

限られたスペース内でのベッド2台、どうするか頭を悩ませた挙句、苦肉の策としてひねり出したのは「キッズベッドをソファにする」ことだった。
もともとソファを新調する予定だったのを諦めて、ベッドで代用することに。
ソファカバーとかマルチカバーという名称で売られている大きめの布と、背もたれになるクッションレストを購入し、さらに手持ちのクッションやヨギボーも置いて、くつろげるスペースにした。
形状的に「座る」というよりはどうしても「寝そべる」感じになるので、正確にはソファじゃなくてカウチのほうが近いかもしれない。

もうちょっと何とかならんかったん?というお気持ちはよく分かります、優しい目で見てください

背もたれとして購入したのはこれ。こんなんあるんですね。滑り止めつきで、本体もかなり重さがあるので、もたれかかっても全然ずれない。

ちなみにセミダブルのほうのベッドフレームは、特にこだわりなかったので無印で購入。シンプルで良い。

ソファは部屋の真ん中に

頑張ってベッドをソファっぽくしてみたとはいえ、やはりサイズも大きいし、リビングの真ん中にどーんと「鎮座」している感は否めない。

こんな変なレイアウトで良いのかな…部屋も狭くなるし…とうじうじしていたタイミングで、『ソファは部屋の真ん中に』という本を読んだ。

めちゃくちゃ乱暴に要約すると、
・家具は「物のための家具」と「住み手のための家具」に分けられる。「住み手のための家具」を大きく、真ん中に置くことで自分の居場所をセンターに作れる
・家具を端に置いて床の面積を広くしただけでは、意味のない空間が増えるだけ
・リビング、ダイニング、デスク、はできるだけ兼用せず機能によって分けたほうが良い
といったことが書かれている。

これが期せずして私の新しい部屋の方向性とぴったり合致し、「いいやん!いけるいける!」と自信を持てた(単純)。

ちなみに、前住んでいた部屋の間取り図はざっくりこんな感じ。水色にしたのが「住み手のための家具」である。

左半分の空白が、著者の言う「意味のない空間」。たしかに意味はなく、旅行鞄とか通販のダンボールとかを放置していた。私の居場所は基本ソファのみで、ごはんもTVを見るのも仕事するのも全部ここ。キッチンが独立していたから広々リビングのはずなのに、いま思うと自分のスペースはせせこましかった。

新しい部屋の間取り図は以下の通り。

キッチン込みの決して広くはない部屋だが、リビング(ソファ)、ダイニング(テーブル)、仕事(カウンターテーブル)と居場所が3つある。さらにいえばキッチンカウンター代わりのユニットシェルフの横にもスツールを置いているので、そこでもちょっとコーヒーを飲んだりはできる。
一人なのにそんなに場所要る?と思われるかもしれないけれど、座る場所が複数あると気分の切り替えがしやすい。特にいまは週の半分以上が在宅勤務なので、カウンターデスクが仕事専用のスペースになったのは想像以上によかった。ここに座るとTVが見えないので集中できるし、ごはんどきにいちいちPCを片付けなくていいのもありがたい。

カーテン

セカンドルーム入居時の記事で、「引っ越しが多い民は、ミラー効果のあるレースカーテン一択」と書いた。
今回もそのつもりだったのだが、最終的には、しっかりと裏地がついた普通のカーテンを導入することになった。

レースカーテンにしなかったのは、
・大きな窓からの景色が気に入っているので、視界を遮りたくない
・外から覗かれるリスクが少ない(もちろん気にし出したらキリがないけど、たぶん双眼鏡とかを使われなければ大丈夫)
・窓が北向きで、きつい直射日光が入らない
などの理由により、明るい時間はカーテンなしでも大丈夫そうだったこと。
もうひとつは、シンプルに寒かったことである。
夜間の視界を遮るだけならどんなカーテンでも良いのだが、今度の家は築年数が古いせいか、はたまた壁の一部がコンクリート打ちっぱなしであるせいか、結構寒い。
どうせカーテンをつけるなら遮熱機能が高いものにしようと思い、冷暖房効率を上げると謳われている素材のものを選んだ。

しっかりした素材である分もちろん遮光効果も高いので、閉めてしまうと光は全然入らない。
でも、夜が安心なのはもちろんのこと、朝起きて丈243センチのカーテンをあけると、部屋じゅう一気に明るくなるのがとても気持ちいい。
いままでレースカーテンを好んでいた理由として「朝になっても真っ暗なのが嫌(できれば自然光で体を覚醒させたい)」というのもあったのだが、寝室は東向きに小さな窓があり、そこには手持ちのレースカーテンをつけたので、自然光で目覚めることもできている。

サイズが特殊だったため、大きなサイズをオーダーできるところで注文。ここの「COOL&WARM」という素材を選びました。

無印良品 ユニットシェルフ

一人暮らし用の狭いキッチンには欠かせない、キッチンワゴン。
いままで使っていたワゴンが壊れかけていたため手放し、今回は有名な無印良品のユニットシェルフにした。
ステンレスにするかスチールにするか悩み、何度も店舗に見に行って、結局
・骨組みは絶対ステンレスが良い
・でも棚板はできれば白(スチール)が良い
というわがままな結論に。

無印のサイト内のシュミレーターを使うとその形でもできることが分かったのだが、いざ買おうとすると、会計画面に進めない。
棚板をデフォルトと違うものに替えると、帆立と呼ばれる骨組みや背面のクロスバーなどを全てパーツごとに購入することになり、このパーツたちがことごとく在庫切れなのだ。セットなら買えるのに!

で、結局「いちばん上の天板が白ならいいや」と思ったので、『ステンレス棚セット』というセットを購入し、追加でスチールの棚板を1枚買って、これをいちばん上にして組み立てた。

セットだけだとこう
最終的な形。スチール棚板を追加して上に取り付け、余ったステンレスの棚板を間に入れた

さらに、スチールのサイドパネルも1枚購入(上の図で「ツヤ有」となっているやつ)。スチールはマグネットがくっつくため、マグネットつきの電源タップを貼り、シェルフに置いたトースターやコーヒーメーカーのコンセントを繋いでいる。
このサイドパネル、すごく便利だし見た目もすっきりするのでもう一枚欲しいのだが、現在これも在庫切れ…。あのとき買えて良かったな。

カフェテーブル

前の家で使っていたダイニングテーブルはソファに合わせて買ったものだったので、ソファを手放すとき一緒にジモティーで譲ってしまった。どちらにしても、新しいソファ(元ベッド)がどーんとある部屋では、大きすぎて使えなかったと思う。

とはいえごはんを食べるテーブルは欲しかったので、小さいサイズで探して、KANADEMONOの丸いカフェテーブル(直径65センチ)を選んだ。

木の天板にアイアン脚の組み合わせが好み!椅子(セカンドルームで買った、無印のやつ)の雰囲気とも合う。
天板は数種類から選べるのだが、「杉無垢」というのを選んだ。杉の模様がいかにも天然木という感じで良いし、無垢とはいえウレタン塗装だから扱いやすい。
ただ、杉という素材はやはり柔らかいようで、すでにいくつかキズがついている…。もうこうなったらキズだらけになるまで使い倒してやるぜ!という気持ち。とにかく見た目が120点なので全然許せる。

つんどくボックス

今回の引っ越しでは、随分といろんなものを手放した。本棚もそのひとつ。
子どもの頃からずっと使っていたものだが、そういえば特に気に入っていないし、場所も取るし…と気づき、思い切って処分した。

次に買う本棚の目算はつけていたもののなかなか購入に踏み切れず、引っ越してから1ヶ月あまり、本だけがダンボールのまま手付かずで残っていた。
他のところが片づいて、最後にようやく注文したのが「つんどくボックス」。

いわゆる本棚とは違って箱型のパーツを組み合わせる形なので、もし本が増えたら棚を増やせるし、この先また違う間取りの部屋に住んでも対応できる。木のナチュラルな風合いも素敵!
新しい部屋には作りつけの本棚っぽいスペースがあるのだが、そこに合わせられたのも良かった。

本を入れる前の段階。レギュラー1S×1個、2S×1個、A4-1S×2個、A4-2S×2個を設置している。
上に見えているのが作りつけの収納スペース、見えてないけど右側にはクローゼットがあるので、本当にシンデレラフィットなのがお分かりいただけるだろうか…

このボックスと作りつけ部分をフル活用した結果、手持ちの本が全部収まり、大大大満足。
作りつけの棚は一段あたりの高さがかなりあったので、無印の『アクリル仕切棚(大)』を使って文庫本を2段に並べている。

趣味が偏りすぎている段
(ボロボロ具合で所有年数が分かる)

家電スマート化計画

いわゆるスマート家電というものにとんと疎く、アレクサとかヘイシリにも縁のない人生を送ってきた(いまも送っている)私だが、唯一、TOLIGOのスマートコンセントだけは以前から使っていた。
部屋のスタンドライトを買ったときに一緒に買って適当に設定したのだが、これが結構便利。ものぐさだけれど、わざわざライトのところまで消しに行かなくても良いというのは慣れてしまうと本当に楽だ。ベッドからでも、出がけの玄関からでも、なんなら家から離れたところでも、タップひとつでつけたり消したりできる。

スマート家電の原理を分かってなさすぎて、このスタンドライト以外に応用する術を知らなかったのだが、いわゆる「スマートリモコン」というものを使えば、リモコンを使うほぼ全ての家電をスマホで操作できることを知った。
もともとTOLIGOのアプリを入れていたので、スマートリモコンもTOLIGOのものを購入。

とりあえずエアコン、リビングのメイン照明、寝室の照明、の設定を覚えてもらった。
相変わらずよく分かってないので「家から半径300mまで近づいたらエアコンと照明をON」みたいな複雑な設定はできてないのだが、基本的な家電のON・OFFをスマホでできるというだけでもめちゃくちゃ便利で、文明の進化を感じている(THE・おばちゃん)。

よく使う操作をショートカット登録して、すぐ出てくるようにしている。自分にしか分からないけど、急いで出かける朝なんかは本当にありがたい!!エアコンをつけっぱなしで出てしまうことがなくなった😌

TOLIGOはだいぶマイナーなアプリで、たぶんよく聞くSwitchBotとかだともっと高性能でいろんなことができるんだろうけど、私のICTリテラシーならこれで十分。安いし!


というわけで、お洒落とは程遠いものの私にとっては快適な空間になってきて、楽しく暮らしている今日このごろ。
これからも少しずつ、部屋を居心地よくアップデートしていきたいなと思う。

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