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食べて泊まるだけの金沢ひとり旅 〜後編〜

1日目の様子はこちら。


ホテルの朝ごはん

ゆうべ早く寝落ちたせいで、4時くらいに目が覚めた。
5時から大浴場を使えるので、5時ぴったりにタオルを持って向かう。さすがに誰もおらず、一番風呂を堪能させていただいた。気持ちいい〜。

お風呂上がりの二度寝を決めたあと、7時すぎに朝食会場へ。
ふだんは素泊まりにしてしまうことが多いけれど、今回は「泊まる」が目的なので、あえて朝食もつけてみた。

彩り鮮やかな和定食

いろいろな味があって食べ飽きず、焼き魚に鬼おろしがついているのも嬉しい。何よりお味噌汁が具沢山で、優しい味でとても美味しかった。やや多いかなと思ったお米もしっかり完食。たまにはこういう朝ごはんもいいなあ。
すっぴんでルームキーとスマホだけ持って出かけられる、ホテルの朝食特有の雰囲気も何か好き。

金沢駅〜片町

ホテルをチェックアウトして、荷物を預けるため一度金沢駅へ行った。
無事にロッカーを確保し、次の用事までに少し時間があったので駅のスタバで時間を潰す。

ふたたびバスに乗り、片町方面へ。金沢は歩ける街だけど、さすがに暑すぎるので今回はどんな近距離でもバス移動である。

よく買い物をする革ブランドが、たまたまこの週末だけ金沢でポップアップを出していたので、せっかくならと立ち寄ったのだった。
先日大阪に行ったとき、別ブランドのポップアップで鞄を買ったばかりなので今回は何も買わず。でも、革の香りに包まれてたくさんの製品を見ているだけで楽しい。お土産のキーホルダーももらえて、満足。

鮨 はち丸

きのうのアロスに続く今回のメインイベントは、「ちょっと良いお鮨を食べる」ことだった。
ランチとはいえ、ちゃんとしたカウンターのお鮨屋さんにひとりで入るのは初めて。もうすぐ40歳、おひとりさまスキルを上げるチャレンジである。

恥ずかしながら電話で予約する勇気がなく、食べログでネット予約できるところを選んだ。1名の枠があるし、事前にコースも決められて安心。

入り口が分かりにくく緊張したが、入ったとたんに優しそうな店員さんが「佐久間様ですか?」と迎えてくれた。
店内はモダンで、とても綺麗!L字のカウンターで調理場を囲む形になっている。

剣先いかから始まり、金目鯛の炙りで終わる握り10貫のコース。途中ですき焼きのような肉寿司もあり、飽きさせない。最後は卵焼きとお味噌汁、うなきゅう手巻きまで。
日本酒もグラスでいただけるので、はじめは「手取川」のあらばしり大吟醸生酒、つぎに「天狗舞 白」、「五凛」と気持ちよく飲み進む。特に「天狗舞 白」がすっきりしていて好みだった!
最後まで美味しく食べるために途中からシャリを小さくしてもらい、余裕ができた胃袋でいくら軍艦ととろたく手巻きを追加。天狗舞ももう1杯。
これだけ飲み食いしてお会計は12,000円ほど、かなりリーズナブルなのではと思う。

何よりお店の方たちが驚くほどフレンドリーで、カウンターにいた二人の職人さんも、サービスの方も、ものすごく親しげに話しかけてくださった。
おかげですっかりリラックスしてお鮨を楽しめたし、お酒やお料理が出てくるタイミングも完璧で、ひとりでも中だるみせずにコースを味わうことができた。初めてのひとりカウンター寿司デビュー、大大大満足。

のどぐろの炙り。大きいのでスプーンでいただく
うに(宮城のものだそう)は勿論のこと、海苔も美味しかった!手巻きも、海苔の香りの良さをすごく感じた

美味しかったし、予想以上にとにかく楽しかった。また行きたい…!

鬍鬚張魯肉飯

お鮨で心底満足したので、ここで終わってももちろん良かった。
が、もうひとつ、気になっていたお店があった。
ツレヅレハナコさんが何かで紹介されていた、魯肉飯のお店である。
台湾で食べたような、素朴な魯肉飯が美味しそうで印象に残っていた。

金沢駅からだとバスで40分ほどかかり、おまけにバスの本数もあまり多くない。
今回のような気楽なひとり旅じゃなければ、多分もう行く機会はないだろう。
メニューを見ると、小サイズもあるらしい。

よし!行こう!!

バスの時間を調べ、出発の時間まで駅ビルを無駄に歩き回って少しでもお腹を減らす。お酒も入っていたので、勢いで服を1着買った。店員さんが可愛かった。

バスでお店に着いたのが14:30ごろ。
ピルスナーのハーフパイントと、鬍鬚張丼(ごくごくシンプルな魯肉飯もあったが、煮卵や野菜がトッピングされた鬍鬚張丼が一番人気とのこと)の小サイズを頼む。

小サイズ、でかっっっ!!!!

え、でかくない?笑
ここは「金沢工大前店」という名前の通り、工業大学の目の前にある。学生向けのボリュームなのかもしれない。少なくともお鮨を食べて間もないアラフォー女向けのボリュームではない(お鮨食べてたら誰でも無理やで)。

でも甘辛い味付けと八角の香りが台湾を思わせて懐かしく、ビールの勢いも手伝って意外とパクパクいけた。
後半は味変用の、青花椒と青唐辛子が入っている辛いオイルをかけて、刺激で食べきった。いやー、満腹!!!!

めちゃくちゃお腹いっぱいになったけど、行けて良かった。本来はわざわざ出かけるというよりも、近場の人がふらりと立ち寄るようなお店なのだと思う。台湾唐揚げや青菜炒め、麺類も美味しそうだった。こんなお店が近くにあったらいいのにな…週2で通うわ。

酔いと満腹感でほとんど寝ながら、ふたたびバスで金沢駅へ。
荷物をピックアップし、帰路につく。

あれだけお腹いっぱいだと言っておきながら、スタバのおかわりレシートを使ってコーヒーを買い、さらに不室屋で買い求めた麩まんじゅうを車内で食べたことをここに告白しておきます。

お麩はカロリーゼロって誰か言ってなかったっけ

以上で金沢旅は終了!
お付き合いくださり、ありがとうございました。

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