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生理が遅れて、ティーンエイジャー並みに反省したアラフォー

生理が遅れた。

結論から言うと、予定日から4日遅れただけでちゃんと来たのだけど、普段ほとんど周期の狂わない私はかなり焦った。
特に予定日から3日過ぎて「あれ、今回遅くない…?」と気づいてから生理が来るまでの24時間くらいは、自分でもどうかと思うほど焦り、悩み、いろんなことを考えた。通常はどんなに落ち込んでも食欲が落ちることはないのに(だから太るのだ)、ごはんが喉を通らないほどだった。
自戒も込めて、今回考えたことを記しておく。

まず、前提として

私は、子どもが好きだ。
年齢的にリミットが迫ってきたが、叶うならば子どもを持ちたいといまでも強く思っているし、いわゆるできちゃった結婚も全然アリだと思っている。
(友人たちとこういう話題になると、「この歳でのできちゃった結婚はむしろ最大の慶事だよね」と意見が一致する。笑)
なんなら、結婚しなくてもいいから子どもが欲しい、とすら思っていた。
それなのに、少しでも妊娠の可能性が出てきた瞬間に狼狽えてしまう自分が歯がゆく、恥ずかしかった。

なぜ狼狽えたのか

本当にティーンエイジャーみたいで情けないのだが(きょうびティーンエイジャーのほうがずっと賢いに違いない)、率直に言って、相手が特定できない。
回数からいえばBさんだと思うが、ドンピシャのタイミングで致したのはJさんだ。
もちろん二人のどちらも中出しはしていないが、ゴムをつけずに一度挿入してあとからゴムをつけてもらったことも、そのまま外で出してもらったことも、ある。
結婚していたときにあれだけできなかったのだからどうせできないだろう、という気持ちが強く、避妊についてあまり真剣に考えていなかった。

シングルマザーを選べるかどうか

もし該当期間中に関係を持ったのがどちらか一人だけだったら、私の行動はかなり明快だったと思う。
妊娠したと正直に告げ、彼が(可能性は低いけど)責任を取って結婚すると言ったら結婚する。もし嫌だと言ったら、そこであらためて「産むか、産まないか」を考える。
正直、この年齢で自然妊娠していたらそれはそれで奇跡だ。この先妊娠できるかどうかも分からない。
もし授かったのなら、ぜひとも産みたい、という気持ちがベースにある。
結婚を拒否されたとしても、シングルマザーとして育てる選択肢もある、と真剣に思った。

でも、それはやはり「相手が分かっていれば」の話だ。
分からない以上BさんにもJさんにも相談できないし、何より私自身、産む勇気がない。
法律的な父親がいないことと、生物学的な父親が分からないことは、少なくとも私にとっては全然ちがう。

結婚していた時代の記憶

経緯はどうあれ、もしも授かった命を中絶する、ということになれば、自分で自分を許せないし神様にも許してもらえないだろうと思った。
元夫がとことん協力的でなかったので本格的な不妊治療には進まなかったけれど、結婚していた3年半の間、少なくとも20回くらいはタイミング法を試したと思う。
日頃から漢方を飲み、今度こそはとタイミングをとり(日によっては元夫があからさまに「お仕事」的な感じだったのもつらかった)、生理予定日までは大好きなお酒も控え、それでも容赦なく生理は来る。
たまに数日遅れているときの、期待と不安が入り混じったようなあの気持ち。トイレに行くたびに祈るような思いだった。それでも必ず裏切られる。他人の妊娠の話を聞くのも見るのも嫌だった。追い詰められていた。
…その気持ちを誰よりも知っているはずの自分が「妊娠したかも」と動揺して生理を待ち望んでしまうこと自体、あのころの自分に顔向けできない有様なのに
まして中絶なんてことになったら。
もう一生、子どもは授かれないに違いない。
なんでよりによってこのタイミングだったんだろう。
そう思うと、情けなくていたたまれなかった。

これからの私へ

まあ結局、生理が来てすべては取り越し苦労だったわけだけれど
この動揺と葛藤は忘れずにいよう、と強く思った。

とりあえず、挿入するときは必ずゴムをつける。
(当たり前すぎるやろ高校生か)
排卵日付近は特に気をつける。
短期間に不特定多数の人と寝ない。
万が一にもこの人の子どもを授かったら困る、と思うような人とは関係を持たない。

もし今後同じようなことがあったとき、迷いなく産みたい、と決められる自分でいたい。
そんなことを考えた24時間でした。

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