見出し画像

【都会が恋しくなったら】

大人はガマンできるとして、横浜で生まれ5歳まで育った息子は引越した翌日に「まちにかえりたい」とホームシックになり、それをしばらく…だいたい2週間くらい?引きずっていました。

子どもは順応性あるから大丈夫
とはよく聞くけど、それでもやっぱり移住は私一人の意向では決められないと思い、昨年の夏から計8回佐久穂に足を運び、慎重に息子の気持ちも確認してきたつもりでした。

初めて行った時から佐久穂町を気に入り、帰るときは「帰りたくない〜!」と大泣きし、行く都度「はやくおやまにいきたい!おやまのおうちにひっこしたい!」の一点張りで移住に前向きだった息子に背中を押してもらってここまで来たけれど、遊びに行くとの住むということは違うということを理解して、
「おやまのおうちやーめた!」と地面に寝転がり全身でボイコットされたときは「うそーん!」と切なくなりました。

でも、兄姉のように慕ってきたお向かいのお姉ちゃんお兄ちゃんや、赤ちゃんの時から一緒に育ってきた保育園のお友達と引き離してきてしまったこと、取り返しのつかないことをしてしまったのかもな…と胸が痛くもなりました。

この時見た空は遮るものがなく広かったね。


都会から田舎にきて、急激な「なんにもない」感に襲われて、知ってる人もいない、集落には子どもがいない、お金を使えるお店がなくて暗い…喪失感と疎外感は覚悟していた遥か上で、私もまさかでしたが寂しくて数日は泣いてしまっていました。

息子の前では泣きはしなかったけど、そんな私の寂しさを息子も感じ取ってしまっていたのかもしれません。

息子がホームシックにこんなにソッコーかかったのは意外だったのだけれど、でも当然っちゃ〜当然の反応ですよね。
だって今までも楽しかったのだから。
今までよりもさらに幸せになるための移住だとして、これは最初に乗り越える試練なのかと。


で、ホームシックを和らげるために、私はすぐ佐久市に行きました。
トイザらス、AEON…充実のおもちゃ売場を見せて、「なんにもなくないよ」と息子と自分を安心させました。
恥ずかしい。あんなに山暮らしに憧れていたのにね。
いかに今まで物質に溢れていたか。

で、引越しから気づいたら1ヶ月過ぎていて、なんにもない中で足るを知る日々にも慣れてきた頃、買い物に行くというこちらでできた友達と一緒に軽井沢のプリンスアウトレットモールに行きました。
長靴がマストな毎日から、ファッション意識高い系のお洒落な人々を久々に見て、早く佐久穂に帰りたくなったのでした。
息子はLEGOをゲットして満足。


佐久平のトイザらスやAEONまでは無料高速の中部横断自動車道を使って20分ほど。
軽井沢アウトレットまではさらに上信越道使って1時間しないくらいで行けます。
これで十分だ。

#田舎暮らし #ホームシック #アウトレット #子連れ移住 #佐久穂町

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?