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とろり天使のわらびもち 倉田やすおさん/初出店者インタビュー

さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事を連載しています。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。

希少な本わらび粉を使用した、生わらびもちを販売する、倉田やすおさん(とろり天使のわらびもち佐久店)。「南佐久地域の方々にも口の中でとろけるトロトロッの生わらびもちを知ってもらいたい!」という熱い思いで出店された倉田さんに、お話をお聞きしました。

——さくほリビングマーケット(2024.8)出店してみていかがでしたか?

お客さんといろんな話ができて、楽しかったです。佐久穂町で出店するのは初めてだったので、アウェイな感じになるかな、と思ったのですが、話してみると皆さん仲良くしてくれて。わらび餅のことも知ってもらえたし、逆に自分が知らなかった佐久穂町のこともたくさん聞くことができました。

——「とろり天使のわらびもち」のお店を開いたきっかけはなんですか?

東京でこのわらび餅を食べたとき、本当に衝撃を受けたんです。
「なにこれ?!うまい!!!」って。
僕がおいしい!と思ったこの味をたくさんの人に届けたいと思って、昨年の7月佐久市にお店を開きました。チェーン店ですがこの地域にはまだなかったし、自分が長く住んでいてよく知っている地域の人たちに食べてほしいと思ったので。

——それまでは、全く違う仕事をされていたんですよね。

実は、わらび餅を食べたこともほとんどありませんでした(笑)この仕事を始める前は、川上村で農業に10年ほど携わっていました。最先端を学びたかったので、大きな農場でレタスや白菜を育てていました。その前は、自動車関係の営業職だったんです。

新しい場所に飛び込んでいったり、誰かを紹介してもらったり。そうやって、あたらしい関係を作っていくことは好きなんですよね。

さくほリビングマーケットに出店したのも、このわらび餅を佐久穂の方に届けたかったから。やはり、食べてみないと分からないので、ひとりでも多くの方に試食してもらいたいと思ったからです。

そういえば、これまで何十回もイベントに出店してきましたが、今回さくほリビングマーケットで初めて起きた衝撃的なことがあって!

——衝撃的?!それはなんですか??

試食を食べてくれたお客さんが、「これ、おいしいから食べなよ!」と別の場所に居たお友達をわざわざ連れてきてくれたんです。試食の紹介ってなかなかないですよね(笑)。買う、買わないは別として、自分がおいしい!と思っているわらび餅を食べてもらいたい!という思いが一番大きい。だれかに食べさせたいくらい、おいしいと思ってくれたんだな、と、すごくうれしかったです。

——思わず人に伝えたくなるほどのおいしさだったんですね。わたしも抹茶味を購入したのですが、本当にとろっとろだし、上にかかっている抹茶の粉がものすごい量で、開けてびっくりでした!

初めて食べた方のリアクションを見るのが好きです。
「おいしい!」「なにこの柔らかさ…!」というような反応をしてくれる方が多くて。やはり、自分が惚れ込んだ味を、たくさんの人に届けたい、という気持ちが一番なんですよね。

——これからどんなふうに活動を広げていきたいですか?

より多くの人にこのわらび餅を食べてもらいたので、そのために、いろんな場所に足を運んで出店したいと思います。出会う人みんなが「もう食べたよ」と言うまで、このわらび餅を配り続けたいですね。

とろり天使のわらびもち佐久店 / instagram

writer 細川敦子


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