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ゆうきクラブ 岩松千津子さん/初出店者インタビュー

今年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。

佐久市臼田のゆうき農業研究協議会のもと、堆肥のみで野菜を作っている無農薬、有機栽培のゆうきクラブ。リビングマーケットではキャベツとにんじんを販売しました。

――持ってきたお野菜たちは、きれいに完売されていましたね!さくほリビングマーケット(2022年11月の回)に出店してみてどうでしたか?

こんなに売れるとは思いませんでした。おひとりで5つ買ってくれた方も!今、コロナの影響もあって、さまざまなイベントが中止になり販売する機会が少ない。そんな中、若い方がたくさん参加されるリビングマーケットに出店できてうれしかったです。みんなで協力して手をかけて育てた無農薬の有機野菜、胸を張って売ることができました。

――これまでとは違う発見などはありましたか?
びっくりしたことがありました。若いお客さんが「葉っぱのついたにんじんが欲しい」と仰っていて、イベントが終わってからゆうきクラブの仲間に話したら、みんな葉っぱをたべる習慣がなかったので、驚いていました。そんなところが喜ばれるんだな!と。勉強させていただきました。

――ゆうきクラブの活動はどんなものですか?
平成5年(1993年)に発足した歴史あるクラブで、現在は10名で活動しています。有機・無農薬栽培の実践、研究を目的にして活動しています。原点は「いのちと健康を守る安心安全な自給運動をしよう」という思いです。今年、有機農業研究協議会の農場を借りて育てたのは、にんじん、キャベツ、さつまいも、かぼちゃ、落花生、大豆、こんにゃく芋。自家製のこんにゃく作りにも挑戦しました。

――仕事をしながら活動に参加されている方もいるんですよね。
わたし自身も別の仕事をしながら、仲間と助け合って活動しています。わたしが参加したきっかけは、25年前に義母から活動をバトンタッチされたこと。当時2歳と3歳の子どもを連れて活動していました。義母と一緒に活動できたのは8年間と短い期間でしたが、ゆうきクラブに誘ってもらわなかったら今のわたしは存在しないな、と思っています。

――これからやってみたいことは?
地域の小学校や保育園との関わりもより楽しんでいきたいですね。それから、一緒に活動する新しい仲間にも出会いたいです。4月から12月まで、月に1~2回活動していて、畑の水くれは2人1組の当番制で行っています。ぜひ、一緒に活動しましょう。

writer 細川敦子


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