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キャリアパスが見えなくて転職した私が、パラレルキャリアに至ったきっかけ

理学療法士として病院で常勤勤務してから妊娠・出産を契機に自分と向き合い、パラレルキャリアという働き方を選択しているsakikoです
(もっと詳しい自己紹介はこちらから)

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パラレルキャリア、という働き方を選択したのは、【内側からの安定】を求めた結果だった、という記事を書きました

こちらの記事では抽象的な表現でしたので、もう少し具体的に書いていこうと思います

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キャリアチェンジを決心した時の話

新卒で勤務し始めた大学病院では、育休期間含めて計12年在籍していました
今思うとかなりのホワイト企業
お給料はそこそこですが、必ず毎年給与が上がる仕組みだったし、有給もだいぶ取りやすかったし、何よりボーナスが半端なかった笑

なので、妊娠・出産をきっかけに、自身の働き方を見直したいと思い始めてからもなかなか踏ん切りがつかずにいました

そんな中で、年末恒例の上司との個別面談(いわゆるキャリア相談)が行われました

今年力を入れたこと、反省点、など諸々と記述していくのですが

来年、力を入れたい事

の欄に何も書けなかったんですね・・・

それまでも自身のキャリアにはずっと悩んでいて、どんな道に進みたいのかはずっと考えてきました
新しく何かを学べば道が開けるのではという気持ちと、それが可能な環境でもあったので、今までは

来年は〇〇の資格を取得したいです

のように抱負を書いていたんです

でもこの時には抱負がなくなっていました

私はここで、何を学んでいったらいいのか分からない・・・

という思いに気づいたとき、だいぶショックを受けました
しかし、

ここにいても私は貢献できるかもしれない、でもこのまま定年までここにいる自分は想像できないな

という気持ちに気づくことができ、年明けより転職活動を本格的に開始しました
その結果、抱負が書けなかった面談が退職前最後の面談ということになりました

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今だからこそ気づくことができた心の動き

改めて当時を振り返り、気づいたことがあります
その答えは

自分はここではもう学べない

退職を決心したときの思い

という言葉です

当時、職場に求めることは学ぶ=Inputする、だったんですね
完全に自分にベクトルが向いている状態で、キャリアを考えていたのだなと気づかされました

一方で、noteを書き始めた時から、一貫して書いているのは、【自分を全部活かしたい】という思い
つまり、活かす=Outputする
ベクトルが自分ではなく外側に向いているんですね

もし、当時【この病院で自分をどうやって表現するか】という視点があれば、もしかしたら辞めずに続けていたかもしれません

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あなたのベクトルの向く方向は?

きっとこの記事を読んで頂いている方は、【自分の活かし方】や【働き方】といったキーワードに心がざわざわする方が多いのではないでしょうか

もし、今後のキャリアに悩んでいるとしたら、そのベクトルがどちらを向いているか考えてみてください

これは、ベクトルの向きがどちらがいい、ということではありません
そうではなく、ベクトルの向きを考えることで、【今、自分が大切にしたいこと】が考えやすくなるため、より思考が整理しやすくなるのではないかなと思います

私は入職時、「色んな疾患の方の経験をしたい!」と考え、本当に多種多様の方のリハビリを担当させてもらいました
そしてこの時のInputが私の理学療法士としての輪郭を作ってくれたことは間違いありません

しかし、今の私にとっては「ひたすら色々な経験をする」ことよりも、「今までの私の経験を、不足している部分に活かしたい!」という思いが強いため、そういった活動を選択しています

その結果、パラレルキャリアという働き方に至ったという表現が、一番適格かなと思います

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今回は、私がパラレルキャリアという働き方をしている経緯を、【キャリアを考える時のベクトルの向き】という視点で振り返ってみました

もし、同じようなモヤモヤを抱えている方がいらっしゃった場合、少しでも参考になれば嬉しいです!

スキやコメント、お問合せもいつでもお待ちしております♪


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