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随分間があいてしまったのだけど、なんとなく心がざわざわしたので書き残そう

こちらの続き。
自分らしさ、というか自分を認める、という作業が少しずつできてきているなと思うのだけど
やはりまだまだ迷子になってしまうので
私らしさを拾い集めて書き留めておきます

今日は、変哲もない1日。
特に何か大きなイベントがあったわけではない
でも、なぜだか感じてしまう焦燥感
「今日のうちにこれを仕上げないと」
「せっかくの平日休みなんだからあれもできるかも」
と、どうしてもto doに追われてしまう

そんな時、どうしたらいいのか、最近は前よりは分かってきている・・・と思っているのだけど
「いまここ」
を感じること
自分とつながる、自分の感覚を味わうこと
私の場合はヨガだったり、瞑想だったりするのだけど
それをやっていて、ふと気づいたことがある。

何者でもない自分

もともと目的志向型というか、学生の時の定期的な試験や資格取得なんかは苦手ではなくて
どちらかというと得意
10代、20代は目の前の何かしらの分かりやすい壁を越えていくこと、そのこと自体が人生の意味を見出していた気がする

それが変わったのは、やはり出産前後
「母親」という明確な役割は手に入れたのだけど、これがもう、今まで向き合ってきた課題とは明らかに違うもので
試験のように点数で結果はでないし
資格取得のように履歴書には書けない

目の前の課題はもちろんあるのだけど、課題が突然に降ってくる
おなかがすいた
おむつを替える
お風呂に入れる
寝たら起こさない
・・・・・・・・

課題はわんさか
でもそれを一つ越えただけで達成感はすくなくて、1日何度も課題が降ってくる
これは、本当に味わったことのない大変さだった
物理的にもそうだけど
精神的にも
いつ終わるかわからない
何が正解かわからない

そして、私の中で一番きつかったのが
「自分は社会の中で価値を生んでない=何者でもない」
という感覚になってしまったこと

いまならそれは違うといえる
母親やっているだけで、もうそれだけで十分だと
特に乳児相手にしていたらそれで本当に充分なのだ

それでも、出産前までは専門職として自分の手で稼いで
医療職ということもあり、感謝をしてもらう機会も多くて
「社会に役立っている」
感覚を味わえていた

そこと比較してしまうと、どうしても
「社会で役立ってない」
という感覚が生まれてしまった

夫は協力的だし、実家も近いし、赤ちゃんを育てるという意味では環境的にはとても恵まれていた
それでも、
「こんなに疲れているのに今日も何も生み出せていない」
という感覚が強く
強い焦りの社会からの孤立を感じた

この時の「何者でもない、価値のない自分」を体験してから、今までよりも余計に
「何かしていなくては」
「働かなくては」
「社会の役に立たなくては」
という思いが強くなっていったと思う

きっとその経験が私の細胞レベルに住み着いていて
ちょっと手持無沙汰になると
「この時間は価値がないのでは」
なんていう思考に繋がってしまうんではないかなって
そんなことを感じた

母親という経験

そうは言っても、育児というのは本当にかけがえのない経験で
全くもってつらいことばかりではない
毎日子供たちと触れている時間は癒しだし
自分にとって最も大切なものは家族だということは揺るがない思い

そして育児中に感じた様々な生きにくさ
ベビーカーで外出するときの障壁や
子連れで食事に行くときの選択肢の少なさ
そして母親が育児しながら働くことへの社会の意識

そんな経験があるからこそ、働き方を見直すきっかけになって、いまの週4という働き方や場所・時間にとらわれないという新しい働き方を目標とすることができている

そもそも母親やっているだけで十分だし
その経験が生き方に新しい選択肢を増やしてくれた

もう、あの時の自分を、価値がなかったと思っていた自分を、何物にもなれないと思って焦っていた自分を
認めてあげたい

社会に役立つ前に

今回、この記事を書いていて気付いたこと
「社会に役立ちたい」という思いは
きっと「社会で認められたい」ということ
それはなぜかといったら「自分で自分を認められていないからだと思う」

自分で言うのもなんだけど、それなりに頑張っている
それでもいつまで経っても自信がない
前に書いた中間子であることも関係しているかもしれない
「人に認められたい」
という気持ちが強いと思う

その気持ちが原動力になって、物事を進められているところもあるので、自分らしさの一つなのだと思う
でも、やはりいつまで経っても認めてあげないと、時々疲れてしまう

「社会に役立ちたい」
「こんな課題を解決したい」
そんな大きなことを言う前に
「自分がやりたいからやる」
そんな気持ちをもっと前に出したいなと思った

結果として人のためになり、社会に役立ちたいとは思う
だけど、もっと、なんというのだろう
アートの部分というのかな

「自分の中から湧いてくるような思い」
をベースに動いていいんだなと思った

今までの人生で、湧いてくるような思いを感じたときはどんな時か
自分に問いかけて過ごしてみたい

自分らしさのかけらはまだまだありそうだ

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