環境づくりは、ムダ?どうすれば、イヤにならない?
ひとが辞める、こないという話をほんとうによく聞く。まあ、募集して、すぐくるようなら、ひとに言わないか。
辞める理由は様々だけど、賃金の低い沖縄県。より賃金の高い同業に転職することも多い。当然。お金のある会社はいいけど、お金のない小さな事業所は、どうすれば人を引き止められるのかなと考えても、「これだ!」という解決策はなし。せいぜい、仕事にやりがいを持ってもらう、「ここで、働きたい!」と思ってもらうしかなく、従業員のお気持ちしだい。
というわけで、ひとが辞めない環境は?と考えてみる。ハーグバーグの二要因理論では、不満足の要因として「環境」がある。環境を整えても、満足してくれない。やる気がでるようにと福利厚生、負担の少なくなる作業設備といろいろ働きやすい環境をつくっても無駄なのか?
中小企業の社長には、当然労働者側だったひともいる。勤め先にしてほしかったことをやるぞと福利厚生に力を入れる。しかし、社長曰く「まあ、より要求は大きくなりますよね。」まさしく、ハーグバーグだね。
環境を整えても、満足してくれないという状況。自分が勤めていたときのことを思い出してみる。そういえば、勤めていたとき、意味なく出勤前は、「いきたくない、働きたくない。」と頭のなかで、なんどもつぶやいていたな。でも、働き始めるとべつにイヤでもなく、ふつうに働いていた。
この「イヤ感」が爆発したときが辞めると決心するときなら、「イヤ感」がなくなれば、続けられるようになるのか?
じゃ、「イヤ感」はどの時点でなくなっていた?出社して、部屋に入ったときか、席についたときか、たぶん自分の場所と感じた時点で、切り替わるのだろうか。
自分の場所=自分で作った環境?自分で作った環境だから、イヤにならない。会社は、社長=他人が作った場所。自分の席=自分が作った場所。たしかに、テレビに出るような研究者やビジネスマンの部屋には、大学や会社なのに、その人の好きなものが置かれているのみたことあるな。
自分の環境と思える範囲が広がると会社へのイヤイヤ感もなくなる?役職が上がれば、いいのか。仕事が面白くなればいいのか。どうすれば、居場所と感じるのか。どうすれば、自分の居場所が、席→部屋→会社になるのか。自分の場所をつくれれば、辞めないのか。どうなんだろう。