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完全に香水に魅了されてしまった話

前回、なぜ僕が旅行をテーマとしたオンラインショップ並びに旅行の想い出投稿プラットフォーム『TripPicks』を運営しているかの説明をしたわけですが、実は現在自社製品として香り商品も開発しているんです。
今回のnoteでは商品開発の中で完全に香りという存在に、香水という誰でも感じることができるアートに、こんなに深いと思ってしまった娯楽についてのお話を展開します。

そもそものスタート、香り付き商品に至った経緯

最初はすんごい安直なアイディアで、前回書き連ねたnoteに出てきた『TripPicks』内で扱っている商品をどうしたらもっと増やせられるかを考えた時に、地方では特になのですが実物の商品の方が反応が良いということに気づき、では弊社でも実物商品をつくろう!ということで、今回プロデュースという形で関わっていただいているある方(まだ明かしません)に実物商品ほしいんだよねーって軽く聞いてみたら香りなら20代女性の反応良いよということで、じゃあ旅行に絡めてご当地香水とか面白そう!となり作ることに。。。

でもよくよく考えると香水なんてシャネルとかディオールとかドルチェ&ガッパーナとか世界的にも日本的にも巨大すぎるライバルがいたことに気づき断念。

いや待てよと、香水が難しくても除菌スプレーってどうなんだ?
この状況下だからこそ伸びそうだし、香り付きのハンドスプレーって聞いて思い当たるブランドってなくね?と思い、香り付きハンドスプレー開発へ至りました。

この時の僕はまだこれから起こる出会いなんて予想もできていなかった。

まんまと香水に魅了された男

香水と聞いてパッと思い浮かぶのは女性、しかもセレブそうな女性を思い浮かぶのは僕だけだろうか。いや女性を思い浮かぶ人は多いと思う。現に香り付きハンドスプレーのアイディアをプレゼンした時もなぜあなたが行う必要があるの?と聞かれたし、僕の男友達で香水が好きな人ってあまりいないはず。。。(公言してないだけ?)

僕自身、香水は先輩に女性受けが良いという理由でドールチェアーンドガッパーナの香水を3年くらいつけているが、他のブランドは全く知らなかった。ただ、幼少期から姉と母に育てられたような人生だったため、香水は割と身近にあり、高校生の時から香水を使ってて、ドンキのメンズコーナーに置いてあった爽やかな香水とレディスコーナーに置いてあった水色のあまーい香りのするボディミストを買ってもらい使ってた。

今思うと対極的な2つだけども、当時は男だからスペシャルな時につけた方が良い香水と普段使いには自分だけが楽しむ好きな香りのボディミストという使い分けだったんだと思う。

前触れが長くなったが、香り付きハンドスプレーを始めようと思ったきっかけは確かに香水は身近にあったが、香水をやろう!という感じではなく、女性へ認知させたかったから香水をやろうという感じだし、香水ブランドなんて全く知らなかった。知らなかった。かった。そう過去形なんです。

この香り付きハンドスプレーをつくるのにあたり、とりあえず百貨店にいき嗅ぎまくり、競合商品は目に入った物から買い、アロマまで調べ出した。

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先日は新宿伊勢丹のサロンドパルファンという日本では大きな香水の祭典に行き、店員さんには申し訳なかったがひたすら嗅ぎ比べ、
昨日は銀座シックスで行われていた香水のコーナーに行き、ここでも嗅ぎ比べ、ブランドのコンセプトやストーリーを超聞いていた。

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深い、深すぎた。日本の香水人口は少なく、業界自体が盛り上がっていないというのが現実だけども熱狂的なファンがいることも納得できる。
まるでアートだというのが率直な感想だがアートという言葉で終わらせてはいけない、もっと深く、アートはぶっちゃけわからないが、絵だと知識や有名な作品を知らないと良さがわからないことが多いが、香水は香料がわからなくとも、過去に嗅いだことのある香りだと感じたり、頭の中で情景が浮かび楽しめる。誰でも良さを感じられるアートであり、作者の感情や思い描いた世界観が香りで表現されていることが感じ取れるアートなんです。

さらには勉強することで、なぜ香りと記憶が結びつくのか、香水が出す深みが分かってきたり、最初は感じ取れなかった香りが分かってきたりする。。。らしい。
勉強始めたてなので、これから見えてくる世界に期待して楽しみます。

このnoteを見て少しでも香りに興味が出たら一緒に勉強しましょう。

おらに元気をわけてくれぇぇぇ