さく兵衛

漫画を描いています。柴犬がすき。

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  • 漫画家になるための備忘録

  • さく兵衛のこと

    自分の感情の吐露やぼんやりと考えた事をつらつらと書き連ねていきます

  • とある食肉用うさぎの話

    肉食動物が草食動物を家畜やペットとして飼う世界。うさぎ牧場で働く狼のカミオの前に1匹の奇妙なウサギが現れ、そこから少しずつ平穏な日常が崩れていく動物パニックホラー。 ※この漫画には途中、残虐表現がありますので読む際はお気をつけ下さい。

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服を選ぶのが苦手な私が1着のコートを選ぶまで

「このあとどうしようか?」 昼過ぎの、少し客足が引いたバーガーキングで夫に質問が投げかけられる。 私はタルタルチキンバーガーを食べながら、この前親から「ずっと同じコートを着ているようだが、いい加減買い替えたらどうか」と指摘されていたことを思い出していた。 そのことを伝えると夫は「じゃあ時間もあることだし買いに行ってみようか」と提案してくれた。 だが前回、「何でもいい」と選ぶことを放棄したことで自分の中にある「好き」が分からなくなったという記事を書いた通り、私はその作業

    • 描けるものと描きたいものの「ズレ」

      私がこれまでに「バズった」手応えのあった漫画はどれもエッセイ漫画だった。 面白い先生と哲学との出会いや、恐ろしくよく出来た夫のあれやこれや、パン屋の経験談等…自分が見て聞いて体験したものを人に伝えるものが多かった。 多分、こうしたエッセイをメインに描いていけばいいんだろう。 だけど、それをメインに据えようとすると「本当にそれが描きたいもの?」と頭の中で囁く。 私はベタだけどONE PIECEが好きな女の子だった。 浦沢直樹氏のPLUTOみたいなロボットと人間の繋がり

      • 夫の肺に穴があき、私は夜眠れなくなった【前編】

        「もしもし、○○さんの奥様のお電話でしょうか…私、彼と同じ会社の者なのですが…」 11月のとくに寒い日の朝、もう少しだけ…と二度寝をしていた私の元に不穏な電話が来た。 夫の電話から、夫以外の人間が私に電話をしている。 それだけで良くない話だということは何となく察したし、私の頭はその同僚と名乗る人が話す前に最悪な想定を考え始めていた。 「はい…そうですが、夫がどうかしましたか…?」 私は冷静を装い、尋ねる。 「はい、実は…彼、仕事中に呼吸困難になったみたいでそれで救

        • 私の夫はママみが強い

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        服を選ぶのが苦手な私が1着のコートを選ぶまで

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          「とある食肉用うさぎの話」6話

          「とある食肉用うさぎの話」6話

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          とある食肉用うさぎの話5話

          とある食肉用うさぎの話5話

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          とある食肉用うさぎの話4話

          とある食肉用うさぎの話4話

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          とある食肉用うさぎの話3話

          とある食肉用うさぎの話3話

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          とある食肉用うさぎの話2話

          とある食肉用うさぎの話2話

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          とある食肉用うさぎの話1話

          とある食肉用うさぎの話1話

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          私はどうして「ピアノが苦手」になったんだろう

          はじめて「バズる」ということを経験した。 正確にはSNSでバズった経験がないこともないのだけど、それは私の柴犬が動物病院に連行されていく動画であったから「自分の描いた漫画で」という意味では初めてのことだった。 (ちなみにこれがバズった犬である。可愛い。) 漫画の話に戻る。 この時描いたのはザックリ説明すると「哲学というものが分からなかった主人公が先生と生徒のやりとりを見て、哲学を理解した話」だった。 そしてこれは私の実話だ。 様々な反響があったのだが、コメントの中

          私はどうして「ピアノが苦手」になったんだろう

          その言葉の意味を分かっている

          その言葉の意味を分かっている

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          肺に孔があく「気胸」とは?

          肺に孔があく「気胸」とは?

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          初デートで別れ話をした話

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          「なんでもいい」の呪い

          例えば人に「晩ごはんになにが食べたい?」と言われたらどう答えるだろうか? 中華?イタリアン?蕎麦?そもそも家で食べるか外で食べるかという問題もある。 そうした考えを全てなかった事にする言葉 それが「なんでもいい」である。 これは時と場合によっては、とても失礼な言葉である。人がせっかく聞いているのに、思考を放棄している。それに人に合わせてあげますよっていう傲慢さを兼ね備えているからタチが悪い。その癖人から何か提案されると「それはちょっと…」というのだ(これは明らかに

          「なんでもいい」の呪い