見出し画像

第2回健康屋台を終えて

画像1

本日は、お暑い中ありがとうございました。

本日も、“禁煙できない!、保育園、絹と着物、熱中症、高齢者ドライバー、健康は自己責任か?、美術、鷹匠MAP、夏休み最終日”・・・などたくさんの話題があがり、色々な方とお話でき私自身とても楽しかったです。

最近かなり暑いので、熱中症の予防方法をいくつかここに共有しますので参考にしてください。

例えば、最近のように暑い日に屋外で1.5時間程の軽い運動(散歩)をする場合。

①水分補給は、運動開始前からはじめると効果的です。運動開始する4時間前から水分補給を開始し、運動開始前までにペットボトル1本分程度の水分補給を行なって下さい。

②運動中は、こまめに(30分おき)休息をとり、クーリング、水分補給をして下さい。水分補給の目安は、1.5時間でペットボトル半分程度の摂取を最低限心がけて下さい。また、喉が乾いたら、さらにこまめに水分を取るようにして下さい。

③クーリングは動脈が体表面の近くを走る場所で行うと効果的です。すなわち首回り、脇の下、太腿の付け根などです。また、氷の摂取など体の内側から冷やす方法も効果的です。

④汗の染み込んだ衣服は汗の蒸発が悪くなり、熱中症のリスクが高まります。汗で濡れてしまったら、休憩のたびに衣服は着替えるようにして下さい。また、通気の良い衣服を身に付け、装具などを最小限にするのもポイントです。

※気温、運動量/時間、年齢などによって必要な水分量などは変わってきますので、厚生労働省等のホームページに詳しく記載がありますのでそちらを参照にしてください。

さてもう一つ。

不健康は自己責任か?という話がでました。それに関連して、例えば喫煙は体に悪いと誰でもわかってるのに、それでもタバコを吸って病気(心筋梗塞や肺がん等)になった場合、それは自分のせいなのだから、治療費の自己負担額を上げよう、そうすれば喫煙率が下がるはず!という議論があります。

どうでしょうか?

なかなか、話はそう単純ではない気がします。             タバコをたくさん吸っても心筋梗塞にならない人もいれば、タバコを吸わないのに心筋梗塞になってしまう人もいます。つまり、健康を規定する因子は、個人的な原因(喫煙)だけでなく、遺伝的な原因や社会的な原因(教育水準、家族、友人、職場の影響、貧困、孤独・・・)などが関与するといわれています。

そして、社会的な原因は”健康の社会的決定要因”と言われています。健康の社会的決定要因に関しては、”はじめましての人へサクラノキテラス プロジェクトについて”で詳しく解説していますのでよかったら見てください。  タバコの例でいうと、例えば家族、職場の人がタバコを吸っていてる環境に置かれている場合、禁煙できないのは何も自分だけのせいとは言えないでしょーといった感じです。

なので、その人が心筋梗塞になった原因がタバコだけとは言えず、さらにタバコだとしてもそれをやめれないのはその人だけの問題とは限らないので、タバコを吸って、心筋梗塞になった人の医療費をあげるのは難しいと思われます。

また、一般的に貧困層や教育水準が低い人ほど喫煙率が高いと言われています。もし、タバコを吸って、心筋梗塞になった人の医療費を上げてしまうと治療を受けられない人が出てきてしまい、社会の格差、健康の格差をより広げてしまう可能性があると思われます。

さて、次回は9月27日です。静岡はまだまだ暑いと思いますが、是非お待ちしております。

https://www.instagram.com/oishi_naika


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?