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写真とコピーライターは似ている


コピーライターのサクライです、

写真を撮って3年目になるんだけど
楽しさが止まりません。

コピーライターの仕事って

商品やサービスをどう伝えるかより
『どこ』を伝えるか、

が一番大事だと思っています。

(コピーライターって何する人?については
 おいおい話していくので、このまま読み進めてください)


アメリカでこんな話があります。

ビール会社が競争に明け暮れていた時代のことです。
当時、NO3の座に甘んじていたビール会社は
トップの座を虎視眈々と狙っていました。

そこで、凄腕のコピーライターに広告を
書いてもらって売り上げを倍増させよう
ともくろんだのです。

「でもサクライさん、ビールなんて味も色も
 ほぼ一緒だし、そんなの無理っしょ?」

「はい、確かにそうですよね、
 でもそのコピーライターはNO3のビール会社を
 トップにしたんです!」

そのヒミツをお話しします。

当時ビールを作る工程で、ビールが入った瓶を
高温で煮沸する工程がありました。
ビールを造る際に不可欠なステップなので
どこの会社もやっている、いわば常識でした。

しかし、そのコピーライターが理由を
尋ねたところ、そうすることでビールの
おいしさがアップすることが分かったんです。

他のビール会社もそんなことは常識なので、
誰も気にもとめてませんでした。

そこに目をつけた、この凄腕コピーライターは

「このビールは瓶を高温で煮沸してるから
 美味しいんだ!」

と広告にバーンとうたったんです。

その結果、業界では古くからの常識であっても
ビール愛飲家たちは知らなかった
『新しいヒミツ=おいしい』
を知って、我も我もとその旨いビールに殺到しました。

ここでのポイントは

ビールはこれまでと同じで
伝える側面が違った
、という点です。

つまり最初にお話ししたように
『どこ』を伝えるかによって
人の興味はジェットコースターのように
上下します。

コピーライターの私には
写真も同じと感じます。


同じような夕日の海岸で帽子を手に
女子がたたずんでいる写真であっても、
見せ方に工夫があれば、新鮮さや新しさ
を感じて「いいね!」してしまいます。

新しいだけが興味を引くのではありません。
古さにも新鮮さを感じることはあります。

フィルムが若い人たちにはやっているように
レトロもデジタルの時代には彼等には
新鮮なんだと思います。

今の自分の写真に+1したり、-1したり
してみる・・

うまくいってもいかなくても
楽しい時間になりそうな気がしています。

いつもありがとうございます。

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