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決算書をデザインするポイント

こんにちは。今月は私が経営する株式会社ファイブスターの決算申告があるため、決算書で意識しているポイントをサロン経営者および全ての経営者の方にお役立ていただけるよう整理していきたいと思います。


決算書を「デザイン」するとは?

決算書をデザインすると聞いて、「どういうこと?」と思われる方もいるかもしれません。実は、ちょっとした工夫一つで、金融機関やテナント、得意先から取引したいと思われる魅力的な決算書に変えることができるんです。私自身、最初の数年間は決算書の重要性をよく理解できておらず、今振り返ると大きな損をしていたと感じています。決算書って難しいですよね。でも、ご安心ください。以下に、決算書を理解しやすくする主要なポイントを書き出しました!

PL(損益計算書)のデザイン

PLでよくあるのが、経常利益では利益がしっかり出ているのに、営業利益がマイナスまたは少ないケースです。これは非常にもったいないです。例えば、営業外収益が本業以外で安定した収益を生んでいる場合、定款の主たる目的を確認し、必要に応じて変更することで、それを本業の売上に計上し営業利益を増やすことができます。セミナー活動、オンラインサロンの収益、フランチャイズ料、不動産収益などがこれに該当します。

営業外利益が安定的なものであれば、定款を確認及び変更し、売上へ計上。結果、営業利益が向上。

BS(貸借対照表)のデザイン

次にBSです。多いのは、流動資産が固定資産に振り分けられているケース。金融機関は手元資金を重視するため、税理士が理解せずに固定資産に振り分けた資産があれば、それを流動資産に振り分けるかどうかを再確認してみましょう。また、役員貸付金が資産の部に記載されているケースもあります。これは社長が会社から借入をしている状態を指し、金融機関からの評価を下げてしまいます。社宅の自己負担分など、意図せずに役員貸付金になっている場合は解消しましょう。

まとめ

いかがでしたか?少しの意識や工夫で、決算書をデザインし、魅力的な会社へと変えることができます。他にも多くのポイントや、大枠のグランドデザインの設計など、決算書には多岐にわたるポイントがあります。今回は一般的なポイントを紹介しました。参考になれば幸いです。

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