自分を愛してあげるということ

最近色々な場所に散りばめられている「自分を愛してあげる」という言葉。
22歳までの私にはどうしても理解ができなかった言葉。
でも最近少し理解が出来るようになった気がするので、私なりにこういうことかな？っていうのをお話してみたいと思います。

簡潔に結論だけ言ってしまうと、「自分を愛してあげることとは自分を他者のように扱うこと」だと思います。

私は21歳までそれはまぁやさぐれていて、世界なんて大嫌いだったし、兎にも角にも生きにくいし、いい事なんて全然ないし、口癖は世界爆発しろでした。

それでも、僅かに残った善性で「いいひと」であろうと苦悩していました。自分の中の善性に今の行動を委ねる感じ。

そんな生き方をしているから、さらに生きにくい。自分で自分の首を絞め、さらに自己肯定感の低さで危うく窒息死寸前でした。

でも、22歳の私が身体を壊して、それを見た友達に「自分の事だけでいい、自分を大切にして」と言われた時に悉く自分を大切にしてみようと思ったんです。

そして約1ヵ月半、それはもう自分を大切にしました。自分の事は自分が褒めてあげる、やりたい事をたくさんしてあげる、辛いなぁと思ったら休む。そうして1つ気がついた事が、「これって今まで他人にしてきた事を自分にしてあげてるだけだ。」という事でした。

凄く簡単なのに、毎日心が安定する。どうして今まで気が付かなかったんだろうと不思議に思うくらい単純でした。

他人に優しくすることと自分を大切にすることは両立する、と19歳の自分に伝えてあげたい。
まぁでもそれは無理なので普通に周りに伝えたいと思います笑

でも、きっとこうして気がつくことが出来たのは友達や環境に本当に恵まれていたから。何度も「貴方がここまで生きていてくれて本当に良かった」と、何度も声をかけてくれる友達や周りの人が何人もいたから。だからこそ気がつけた事だと思います。本当に、感謝の気持ちでいっぱいですね。

最後に、私が10年かけてようやく理解したこの言葉で締めたいと思います！
このお話、大好きなんですよね。
この記事をたまたま見かけた誰かのいつかの救いになる事を祈って。

『投げ出しちゃうのね、自分を。そんな簡単に投げ出せるモノが大切なモノと交換出来ると思う？ーー違わないの。他にもいるでしょう？貴方を大切に思ってるモノ。それを解らず、自分を大切にしない。他者が傷つくのは厭うのに自分は傷つける。傷ついた貴方をみて貴方を大切に思うモノがどう傷つくかも解らない。あたしそういうのって嫌い。』ーーー新装版xxxHOLiC 8巻 女郎蜘蛛の台詞より抜粋