一流のプレゼン力を身につけよう!


心構え:人前で話すことは、聞き手の大切な時間をいただいている状態です。

その貴重な時間を、聞き手にとって最大限価値ある時間にする。
 
「相手が期待している説明とは?」「相手の期待を超える説明とは?」と相手を起点に説明を考える。
相手の立場を意識して、内容を考える。
 


1.漏れなく、ダブりなく説明する必要はない。

漏れなく、ダブりなくプレゼン内容を整理する必要はある。その後、大胆に削る。
話の真芯に、本当に伝えたいことに、一番大事な部分に光を当てることが重要。(これ一番大事かと)

●もしも「説明時間が10秒しかなかったとしたら何を伝えるか?」その答えが真芯です。
「これだけは意地でも伝える」という強烈なワンメッセージをまず持つこと。


.ひと言でまとめるとは、「抽象化」すること。
合言葉は「具体から抽象へ」

手順1.具体的な項目を並べる(例:野球、サッカー、テニスが好き)

手順2.共通点を見つける(全てスポーツである→私はスポーツが好きです、私はアクティブなタイプです)


.説得力のある話の流れ、PREP法。

Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)の順番で話すと、言いたいことが明確になり、説得力が増すというものです。

根拠=理由は三つほど挙げる。


.「協力を願う」なら「目的」を伝えること。

あなたは「何のためにそれをするのか?」

目的を伝えても動いてもらえないときの理由は、「自分の目的」と「相手」の関係性が薄いから。

ひとは「自分にとってそれがどんな影響があるのか」がイメージできないと、動かない。
(むしろ動けない、のかなと思う。)


5.質問には2種類ある。
「疑問からくる質問」と「異論からくる質問」である。

想定問答を作っておく。
想定問答とは、事前に「こんな質問がくるのでは?」と自分で考え、アンサーを用意しておくこと。

自分の提案内容にたいしての反対意見、異論を自分で唱える。

●自分で自分の提案を否定する。そしてその否定に答える形で、事前に回答を用意しておく。

どんな質問がきても冷静に回答できるように準備する事=自信になる。


.ひとを惹きつける内容とは、序盤に「事件」が起きることである。

聞いていて、「何それ!」「おいおい大丈夫?」という展開を作ることで、惹きつけられる。
一辺倒の話は退屈、「緩急」のある話が面白い。


7.本題に入る前にするべきこと、それは「この説明は自分にとって重要である」と認識させること
聞いてもらう態勢を「作ってもらう」二つの条件。

1.自分にとって「得する」と感じてもらう情報。

2.聞かないと損失をこうむると感じてもらう情報。
これらをプレゼン内容に盛り込むこと。


8.自分と相手の意見があわず対立した場合、ファクトで勝負してください。
ここで言うファクトとは、事実。

つまり「実際にあった出来事や数字、歴史的事実」です。

●説得力の高さとは、「ファクトの積み上げ」に比例するのです。

自分のファクトをもとに論陣を張り、相手のファクトを聞いて確認し、すりあわせをする。


説明の一流、二流、三流 Kindle版 桐生 稔


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