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P9 就労サポートプログラム(デイケア)

1人リハビリからの続きです。


僕自身それなりにではありますが、動けるようになってきたタイミングで、次のことを考え出します。

当時もうすでに30歳を過ぎていました。
自分の人生をやり直すためにも必要なのは先立つもの笑(お金)

そんな時にデイケアで仲良くしていただいていた友人から声がかかります。

「就労に特化したデイケアやるってよ」

以前通っていたデイケアのスタッフが、通常のデイケアとは別に就労サポートのデイケアを始めると言うのです。

願ったり叶ったりとはまさにこの事。

ただし僕は一年程、他人とのコミュニケーションをあまりとっていなかったので、焦る気持ちを抑えながら通常デイケアにまずは通所を再開しました。

特に滞りなく3ヶ月ほど通常デイケアに通所後、以前お世話になっていたスタッフの方がプログラムや運営に携わる「就労サポートプログラムデイケア」への通所を開始します。



こちらの就労サポートプログラムデイケアは、各種精神疾患を持っている方々が就職を目指す為のデイケアです。

・リワークは基本休職者のみ利用可。
・就労移行支援事業所へ通うにはまだちょっとキツい。
・普通のデイケアではなかなか仕事に結びつかない
etc etc…。

と、それぞれの施設の隙間を埋めてくれるような、僕にはぴったりのデイケアでした。


しかしやはり就労に特化しただけあって、通所のためのルールもそれなりに厳しいものがあります。

・朝9:30から朝のミーティング開始。遅刻厳禁。
・プログラム中は決まったプログラムにきちんと参加する。中抜けや早退も基本的には禁止。

この2つだけでも、当時の僕には結構しんどかった笑

寝坊をして「遅れます」の電話をすると、あからさまに電話越しのスタッフの機嫌が悪いです。

体調悪くて「お休みします」の電話の場合は、「どう体調が悪いの?」「どうしても来れないの?」「本当にそれでいいの?」と、かなーーり深くえぐってきます。

それもこれも「仕事に行きだしたら休んでばかりはいられないよ」「自分の評価を保つには、自分の体調管理も大切だよ」と言うスタッフさん達の愛情からくるものなのですが、当時通所していたメンバーとは「ここは本当にメンクリか??」と話していたのも懐かしい思い出です。


泣きながら通所してくるメンバーもいましたし、泣きながら帰るメンバーもいました。
それでもみんな次の日も来るんです。


仕事がしたいから!


もちろんスタッフさん達もただ見てるだけではありません。

週に一度は面談があり、一人一人の体調や症状や体力、メンタルの状況にしっかりと向き合ってくださり、どうすれば通所できるのかをじっくりと話し合いながら共に答えを見つけるべく奮闘してくださいました。

困り事、相談事、悩み事など、週に一度の面談で足りなければ都度都度時間を作って面談をしてくださいました。


当時の僕たちには厳しい事、辛い事も多かったですが、「それがあったから今があるよね」とOBOG連中とは今でも話をしています。


長くなりましたので、プログラム内容については、また次回。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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