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あしあと
むかしむかしのお話です。
東京の四谷にあるキリスト教関連の商品を販売しているお店を、旅の途中で見つけました。
若い頃の私はマザー・テレサや渡辺和子さんが好きで、キリスト教に興味があり勇気を出して入ってみました。
マザー・テレサさんのカードや美しい絵葉書などを購入しました。
その葉書に書いてあった詩をふと先日思い出しました。
お友達に送ってしまい手元にはありませんでした。
あなたの好きは詩は?
そう聞かれて最初に浮かんだのがこの詩でした。
ネットで調べて見つかりました。
よろしければ読んでみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1696815326565-JP3MoSayIk.png)
あしあと
ある夜、私は夢を見た。
わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
一つはわたしのあしあと、もうひとつは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに、目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、
あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
わたしと語り合ってくださると約束されました。
それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
いちばんあなたを必要としたときに、
あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
私にはわかりません。」
主はささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
わたしは、あなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試練の時に。
あしあとがひとつだったとき、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」
![](https://assets.st-note.com/img/1696815372503-U8qGdAP0im.png)
いつもそばにいてくれる
いつも一緒に歩いてくれている
あなたにもいるよね
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