僕はやはり恋を知らない

日曜日だ! 趣味の時間だ!!!
…だったはずなのだが、今日も1人、街を徘徊している。どうにも、昨日友達が言っていたある『命題』的なのが頭から離れてくれなかった。

それはいわば、『友愛と恋愛の違い』というもの。その友達いわく、「どちらも、その人のことを大切だと思っている。でも、恋愛は性が結びついて、手を繋ぎたくなるけど、友愛は性がないから、手を繋ぎたく無くなる。」ということだった。詳細は、その友達のプライベート的な事情になってしまうので省略する。

で、どうしてそれが頭から離れなかったか。こうふと思ったからだ。
「あれ? 僕って恋愛感情マジで知らなくね?」

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その話の流れの中で、友達に「恋愛をしたことある?」と聞かれて僕は「ない」と答えた。でも実は、半分嘘だ(スマン)。実際は、「この人とそういう関係になりたい」と思ったことが2度くらいある。
半分嘘、というのはそれが結局成就してないから。そして、その話を聞いて、「その時抱いた感情は恋愛感情ではないのでは?」と思ったからだ。

そう思ったことが2度くらいある。つまり対象は2人だ。で、片方は高校の同級生、もう片方は大学の同級生。接点はまるでない。趣味や性格もまるで違う。でも、僕視点では、その2人には共通点があった
それは、「辛い時の心の支えになってくれた人」ということだ。その2人のどちらも、接点が増えたのは大学生くらいの時だが、その時の僕は事ある毎にツラい目に逢い、心が死にかけていた。その時、ある種僕の生きる意味になってくれた人、と言っていいのかもしれない(言い方キショいけど)。
そんな人だから、もっと関係を深めたい、と思うのは自然なことなのかもしれない。それこそ恋人関係になりたい、と思うくらいには。

でも、昨日の友達の話を聞いて、どうもその気持ちがぐらついてしまった。なぜなら、その2人にはそういった性的感情を抱いた覚えがないからだ。もっとこの人と仲良くなりたい、とは思っても、肉体的関係を持ちたい、とは多分1ミリも思ってない。そう考えると、それは『恋愛感情』じゃないのでは? と思わずにはいられなかった。

じゃあ、恋愛感情ってなんだよ、という話から思索が始まる。友愛以上に、その人に対して性的感情を抱くこと? 性は、人間の三大欲求のうちの1つじゃなかったっけ。でも、確かにそういうひとり遊びはしたことあっても、実際の交友関係で抱いたことは無い。それは、僕に性の感情が無いから? いやいや、それだったらそのひとり遊びは成立するはずがないし、、、

そもそも、僕は恋人が欲しいのか? 確かに、恋愛心理学的な本に手を出したことはある。でも今は、ちっとも興味が出なくなってしまった。それは、恋人が欲しくないから?
いや待て、僕はさっきの2人に対して、どういう感情を抱いていたんだろう? もっと仲良くなりたい、と思ったのはなぜ?

…多分、きっとその2人に母性を見出してしまったからだ。だから、その2人に甘えたい、という感情が出てきた。これだけは確信を持って言えそうだ。
それ以前も、辛いことはざらにあった。高校生活も結構辛いことだらけだったし、家庭内にしても、父親にキツイこと言われて結構心に傷を負っていた。そんな時の心の支えは、母親だった。趣味も合うし、何より辛い時に手を差し伸べてくれた。僕がマザコンまがいになってしまうのも無理ない事だと言いたい。

でも、それは恋愛感情とは違う気がする。それは、字面だけ見れば母親に対して抱く感情だ。よくよく思い返してみれば、女性に対して母性を見出してなつくようなことはあっても、性的感情から仲良くなりたい、と思ったことは1度もなかった。つまり、僕は恋人を求めてる訳では無い?

それとも、自己肯定感が低いから? なんかのインスタの投稿で、ある男性に対して好意は抱いていても、その人が自分に振り向くところを想像すると途端にドン引きする女性、を描いたイラストを見た覚えがある。いわゆる、振り向かない恋愛、的なやつ? 僕も、そっちのタイプだったりするのだろうか? いやでも、僕は振り向かれたら無条件で嬉しい気もするし…。

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ダメだ、1ミリも分かりそうにない。今日も日が暮れてしまった。
でも、この命題は自分にとって大きな意味を持っている気がする。だから、悩み続けなければならないのだろう、と漠然と思う。なので、まだ思索は続けます。哲学は好きだし。

そうだ、久々の筋トレでストレス発散しよう! 明日は仕事だぁーーーーーーーー


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