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誰だそこにいるのは

夜中にテントの周りを歩く音が  

そろそろ夏ですね今回は連続投稿少し疲れたので、山であった怪談話をします。
山登りは小学校から行っていたけど泊まりは中学時代2年になりテント泊も始めました。
テント泊といってもその頃のテントは絵に書いたような三角のテントでポールは2本1人で建てるのは大変でした天井も低くフライシートもなくて雨が降るとテントの布に触るとすぐに雨漏り今のドームテントとは雲泥の差でした。
テント泊も高校生になるとソロ泊するようになり、梅雨の終わりごろ小雨の中食事後寝ているとテントの周りを人の歩く音がして、外に出てみると誰もいないその時は寝ぼけている事もあってテントに戻りすぐに寝た。
するとまた足音が聞こえる。
チョット不安になって聞き耳を立てると確かに足音が聞こえる、でも人なら声が聞こえるはず熊などの大型の獣なら唸り声も聞こえそう一瞬思いたくもない者を思い浮かべた、そうお化けもしくは幽霊のたぐいかなそう思ったらもう寝られない。
寝袋の上に座り耳をそばだてるか耳を防ぐか考えているととうとう寝られず朝になりました。
山登りなどする気がおきず始発のバスに合わせて下山、駅前の食堂で食事をしてると食堂の親父が早い時間だけど怪我でもしたのかと聞いてきたので昨夜の事を話したらニヤニヤした顔でそれはカエルだよと言った。
心の中ではバカ親父千メートル以上の山にカエルがいるかと思った。
家に帰りカエルのことを調べたら山の沢周りにはカエルがいるらしい。
そうかテント場だから水場も近いしカエルいるかもな。

学校に行ってその話をするとカエルの訳ないだろうお化けだよお化けと脅されて日時が経つほど気にかかり落ち着かない日々を送った。

蛙がいるかいないか気になって仕方かなくすぐに確かめるため翌週テント場へ、先ずは水場に行きカエルを探したがいなかつた。

早めの食事をしている最中夜の帳が下り、聞き耳を立てていたが一向にあの音が聞こえない今日はだめかと思い寝袋に入りウトウトしてたらパサパサと礼の音が聞こえてきたテントの中から外の様子を伺い熊で無いのを確かめて外に出てテントの回りを見回るといましたでかいガマガエル、ホッとしてその場に座り込んでしまいました。

まさに幽霊見たか枯れ尾花です

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