はじめまして作尾大介と申します。
こんにちは、兵庫県でこころ鍼灸整骨院を開業しています。作尾大介と申します。
この度noteは初めての投稿になります、この記事を読んでいただく方のお役に立てればいいなと考え書かせていただきました。
この記事は
「保険を使わずに整骨院を作るにはどうすればいいのか?」
「今は勉強中だけど、いずれ保険を使わない治療院を作りたい」
といった方にはきっとお役に立てると考えています。
私は5年前に保険診療をやめ、自費診療のみで患者さんを施術する整骨院に切り替えました。
その後は紆余曲折はあったものの、今は1週間先まで予約が取れないこともあるほど、沢山の患者さんが来院してくださいます。
少しおこがましいかもしれませんが、私の体験から、保険に頼らない整骨院を作る方法を書かせていただきました。
ぜひ、読んでみてください。
保険に頼らない整骨院が増えている
最近は自費診療を取り入れていく整骨院が増えてきましたね〜
先日、ベテランの先生と6時間にわたりサシ飲みをさせていただきました。
ご一緒させていただいた先生は、自費診療のみで治療院を開業されてらっしゃり、予約が取れないほど忙しい人気の先生です。
お酒も入り会話も盛り上がってきたところで、
「この先保険診療だけで、整骨院をやっていくのは無理やと思う」
「もうすでに、ほとんどの整骨院が自費診療を取り入れていると思ってたけど、まだ保険だけでやってるところがあるんやね」
といった言葉に対して思わず「ですよね〜」と、かぶりを振りました。
10年前と比べるとずいぶん整骨院業界も変わってきました。
今と比べると保険請求額も高く、制限も少なかったと聞きます。少しずつ時代とともに治療院業界も変化してきているのです。
昔は良かった保険診療
私が下積みとして働いていた10年以上前には、流行っている整骨院は、待合室に患者さんが入りきらないほど行列ができることが度々ありました。
当時は患者さん1人あたりの診療単価も良かったんですよね。
開業したての先生もマッサージをしておけば整骨院は大繁盛。
その勢いで分院展開をしていく整骨院の経営者が沢山いました。
繁盛している整骨院の経営者は現場に出て施術をせず、従業員に任せているケースがほとんどでした。
経営者達は、ゴルフやお付き合いで顔は日焼け、喉は酒やけで羽ぶりの良い生活をしていました。
当時の整骨院経営者は痛風になることが多かったとのこと。
いい時代だったのですね〜笑
しかし、今は10年前と比べて整骨院がコンビニの数を越えるほど増え、行政の保険に対する締め付けは強くなりました。
いよいよ、保険診療に頼る整骨院にとって厳しい時代になってきたのです。
保険診療の収入が下がるということは、毎月の収入が下がるということになります。
もし、昔と同じ収入をあげようと思えば、レセプトの枚数を増やさなければ同等の収入を得ることができないので、労働時間や労働量を増やさなければなりません。
ただ、私たちも気がつけば30~40代…ガムシャラに働き続けると体を壊しかねません。
沢山の患者さんから頼りにされる先生だからこそ、自分の体を大切にしていただきたいと考えています。
行政は目を光らせている
経営者やサラリーマンが読む雑誌プレジデントや週刊ダイヤモンドに、整骨院の不正の問題があり有りと書かれています。
こうした雑誌以外にもYahoo知恵袋で「柔道整復師 不正」と打ち込んで調べ見たら、
「うわ、これは内部関係者じゃないとわからんことまで書いてあるわ」
と、思わず苦笑い。
10年前まではこうした情報は出回っていなかったものの、今は情報が透明化しています。
ほとんどの方は、健康保険で肩こりや腰痛を施術できないと理解していらっしゃるのです。
もはや「部位転がし」や「嘘をついた負傷原因」は、いつバレてもおかしく無い状況になっているのです。
そもそも健康保険は外傷や怪我にしか適応できないものです。
このままグレーな不正請求を続けていれば捕まるか、請求額も徐々に下がり続けて廃業するかという決断を迫られることになるかもしれません。
保険診療をやめても収入を上げるには?
現在療養費の請求額は下がっているにもかかわらず、整骨院の数って増え続けているのですよね。
さらに、昔と比べたら柔道整復師の平均収入って300万近く下がってきています。
こんな時代にこそ求められてれいる施術が自費診療なのです。
「うそつけや!」
と、思うかもしれませんがもう少しだけお付き合いください。
現在の日本の世帯別所得金額を調べたところ、下記資料で示されているように700万をこえる富裕層世帯は国民の30%を超えています。
資料:厚生労働省、国民生活基礎調査を参考にデータを作成しています。
クオリティの高い仕事をこなし、なおかつ忙しい方が求めることって、
1000円以下の施術費を払いながら何度も通院することではありません。
・待合室で待つのは当たり前
・毎回施術の担当がコロコロ変わる
こうした安っぽいサービスではありません。
時間を無駄にすることなく、施術効果を実感できる高度なニーズを求めていらっしゃいます。
自分が学んできたことや、研鑽してきた技術が患者さんの悩み事を解決できる。
そして、「ありがとう」と感謝していただけたとしたら、双方にとって嬉しいことではないでしょうか?
寝る時間やお金を惜しまず学んできた技術は、
「おい、兄ちゃんもっと強くもんでくれ」
「先生、もっと長くマッサージして」
と、命令してくる常識のない患者さんのために努力してきたわけではないはずです。
こんな時代だからこそ、外傷以外はすべて自費にすることで「三方よし」の整骨院経営が実現できるのです。
患者さんは治療を受けることで幸せになり、行政からも喜ばれる、そんな整骨院こそがこれからの時代に求められているものではないでしょうか。
こうした取り組みこそが柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の社会的地位高めていけると信じています。
ぜひ、そんな先生が増えてほしいと願っています。
整骨院の経営を保険診療から自費移行に切り替えたいとお考えの先生にお知らせです。
令和2年4月より治療院成功塾の1期生を募集します。
もし、自費移行に興味をお持ちの方は、私にメッセージを下さい。
また、詳細はブログでも詳しく書いていくつもりです。
最後までご覧いただき有難うございました。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介
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