冴えない医学生_定期試験対策

今日もお疲れさまです。

今回は大学の定期試験対策(3年3月ver.)をお送りします。
いつも同じ対策方法ではないのですが、だいだいしていることを書きます。

(1)過去問を解く

重要度:★★★★★

過去問を解くのは全ての試験対策において効率的な勉強のために必要です。まずは過去問から入ります。解けなくても過去問からです。
高校生や中学生の定期試験でいえば学校の問題集を解くことに該当します。

①ざっくり傾向をつかむ

どんなことが聞かれるのか、問題の形式を掴めば、講義でどの部分が重要か、どこまで覚えればいいのか(検査値まで重要?病態が重要?表の細かいところまで覚える?)、どのように覚えればいいのか(記述?図?単語?)などを集中して学ぶことができ、日頃の勉強でも気をつけることができます

必ずしも○×とかをつけて解いているわけではなく、ざっと流しみたり、講義中に関連する問題をみたり、程度です。

②しっかり解く

ある程度勉強が進んできたら、過去問をしっかり解きます。解答解説に頼らず(解答解説はないこと多々)、疑問に思うこと、関連事項などを調べてそれらを書き込みます。

a. 関連事項まで
過去問で出た一つの疾患を勉強するだけではもったいないなと思うので、あるキーワードが出てきたらそれに関連する事項(鑑別疾患、診断基準、治療、病態など)も調べています。

b. 3年分はマスト
最新3年分は必ずすると決めています。それ以前のものは余裕がある場合にしています。経験的に1週間あれば全年度、丁寧に目を通せるので、1週間前には過去問を解き始めているのが理想なのですが、そうでなくとも3日前には始めるようにしています。

その他、3年分はしっかりやって、時間がなければそれ以前はザーッと解くみたいな感じでメリハリをつけたりするときもあります。

ちなみに前日だけでも合格点取れないことはなく、実際前日だけでやっている人結構いるみたいです。すごいね。

③復習する

a. 全て復習
間違えなかった問題含めてまずざっと全て復習します。間違えなかった問題も復習するのは、改めて背景知識や周辺知識など他とのつながりがないか、ある程度勉強した後で確かめるためです。

b. 間違えた問題を攻略
次に間違えた問題を中心に復習します。復習したい事項だけ別にまとめて電車などで復習します。まとめる方法はAnki、Goodnoteなど。必ずクイズ形式にしてまとめます。

c. 前日には情報をまとめる
最後にテスト前日〜当日朝、それでもまだ覚えられていない、不安な問題を書き出します。書き出すのはgoogle document、word、Goodnote、紙そのときの分量や気分によります。テスト前までそれを読み直します。必要であればDocumentにマーカーを引いたりなど印をつけさらに見直すところを絞ります。

(2)Ankiカードを作成する

重要度:★★★

医学生の味方?ANKIアプリを使ってフラッシュカードを作成します。Ankiカードの作成のコツはまた別の記事でまとめたいと思います。ショートカットキーといった操作面ものほか、カードに入れる情報の選別の仕方、覚えやすいカードの作り方など、色々なTipsをなるべく意識してカードを作成しています。

①1週間前には作り終える

反復することが肝であることを考えて、最低1週間前には作り終えるというのをマイルールにしています。それ以降はAnkiカード作りに拘らないようにしています。どうせ作っても復習する期間が短すぎて活かしにくいので、テスト後も使い続けるという保証がないならば、カードの作成時間が無駄になる可能性が高いという判断です。

②いつ作るか

講義を聞きながらAnkiカードを作り、できれば講義あった日ごとにAnkiカードを作り終えて、情報が散乱した講義資料を見返す必要がないようにするというのが、私の理想です。

ただ講義中にGoodnotesでメモをとりながらAnkiカードを作るのは私には至難の技ですし、講義があった日ごとに作り終えるというのも、他にしたい勉強がある中で厳しかったりします。

それでもなんとかはなっているのでいいのかもしれません。

③内容をどうするか

講義資料で覚えた方が良さそうなところをAnkiカードに入れます。
従って過去問やMedu4にあることはAnkiカードには入れません。
究極的には講義資料の復習がしたいだけですので、Ankiカードである必要もありません(クイズ形式にすることは必要)。

*Medu4:CBTという医学部の進級試験の映像講義

(3)勉強会を開く

重要度:★★★

勉強会はすごく強力ですし、医学部の原則「みんなと同じことをしろ」に従って、仲間で知識や方法の平均化を行うのは、横道にそれた勉強をしないために重要だと思っています。
大多数が合格するならば、大多数と同じことさえすれば合格するはずなのです。少なくとも大多数と同じことはした上で、+αを。

必ずしも勉強会の日程が合うわけではない、よい勉強仲間を見つける必要があるということが大きな問題点です。私はテスト前に勉強会もしくは資料の共有をしています。

以前はLINEで突発的に疑問点を投げて、わかる人が答える、一緒に調べて考えるみたいなこともしていました。深い知識が習得でき、他の人の思考回路もわかり、記憶にも強く残り、とっても楽しかったのですが、いつの間にかなくなってしまいました…時間をとってしまうからか

勉強会で気をつけた方がいいなと思ったのは

・お礼を必ず伝える
・人の話を聞く、話を遮らない
・自分が正しいと過信しない
・当たり前と思わない
・調べればすぐわかることは聞かない
・丸投げで聞かない、自分の見解を付け加える
・一方的な関係にしない

などです。

勉強会に限らない話かもしれませんが、相手の意見に反対したりされたりすることも多く、加えてお互い助け合おうという考えの元で成り立っているのが勉強会です。いい勉強会ならまた勉強会をしたいとお互い思えると信じています。

以上、大きく3つ
(1)過去問
(2)ANKI
(3)勉強会
でした


テスト勉強かと言われれば少し外れますが、以下少し追記(4年5月)

(4) CBT対策を兼ねる

重要度:★★★★

①Medu4
・少なくとも試験範囲の動画は見終えておく
・イルカの暗記シートで穴埋め復習
・Medu4アプリで口頭試問と演習の復習

②QB CBT online
・該当範囲だけならば問題数はそこまで多くない
・復習したいことはGoodnoteなどにクイズ形式で書き出すorスクショして貼る

これらを全問正解になるまで復習しておく。

③病気がみえる
・Goodnoteで穴埋め問題集をつくる
・病気がみえるだけではなく、画像診断コンパクトナビなど他も適宜穴埋め問題集をつくる


(5) 教科書、参考書、ガイドラインで深堀

重要度:★

効率的な試験対策という観点からはむしろ遠回りなので重要度はかなり低い(むしろ時間がないならしてはいけない)ですが、テストの問題に正答するだけではなく、将来使える形で知識を得たい、または研究室で役立つような知識が欲しいなど、目的に合わせて深堀もしています。

私はいろいろ調べて時間がかかっているので、必要なことに絞ればもっと効率良くなるんだろうと思います。

必要なことだけに絞れる能力は尊敬します。必要なこと、というのはテストに最低限合格するという意味ではなくて、臨床に出た時に役にたつ医者になるために必要なこと…。

あとはアウトプットが上手な人も憧れます…。細かく調べても使えない、忘れるようでは費やした時間がもったいないですからね…。


以上、(1)〜(3)ほど重要ではないが追記
(4)Medu4とQB
(5)深堀

でした。

優先順位


試験過去問→Medu4とQB→講義資料の復習→病気がみえる→教科書やガイドライン

適宜並行したり順序を変えたり、勉強会を挟んだりしますが概ね試験勉強期間で、私の中の優先順位は上記のとおりです。
私がやっている勉強法の紹介であって、過去問以外の勉強法は必ずしも正しいと思ってやっているわけではないですがね。

では。



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