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初フルマラソンを走った

3/6は東京マラソンがあり、好記録も出ていたみたいですが、私は東京マラソンではなくローカルなにしおマラソンで初マラソンを走りましたので振り返りを残しておこうと思います。

レース申し込み前まで

せっかく陸上競技にどっぷり浸かってきたのだから、社会人になったらどこかでフルマラソンを走りたいと思っていました。
女性は名古屋ウィメンズマラソンがありましたが、愛知県にはフルマラソンの大会が無かったところ、にしおマラソンが新設されるということでしたので、出場を狙っていました。
オンラインとなった前身の一色マラソンをストロールで完歩したことで優先出場権を得て無事エントリーすることができました。

練習開始~レース前日まで

レースの目標としてはサブ3.5を考えていました。
1/1までは競歩に専念していたので、そこから急ピッチで仕上げる必要がありました。
これまで練習でも歩くばかりでほぼ走っていなかったので、着地の衝撃に耐えられるよう膝や足首を気遣いながら徐々に距離を伸ばしていきました。
ペースはひたすら5分/kmをちょっと切るペースを覚えこませるよう繰り返しました。
本当は30km走を入れたかったのですが、ハーフマラソンの距離を2回やるのがやっとでした。それも20kmくらいで5分ペースがかなりきつくなっている状態でした。
正直サブ3.5は練習状況からきつく、後半が未知すぎて怖いとは思いましたが、周囲のランナーや給水等をうまく使って行けるところまでは行ってみるレースプランとしました。

レース当日

当日はしっかりエネルギーを朝食でとり、1時間前にもゼリーを摂取しました。スピードをそれほど出すわけではないので、ウォーミングアップは体ほぐし程度にしておきました。

レースの推移としては、20kmくらいまでは快調でした。ただ、感覚的な余裕度はそれほど変わらないものの練習の時よりも心拍数が高い状態で、ややオーバーペースだったかもしれません。
20kmで海沿いに出ると、非常に風が強く、進んでいる感じがしませんでした。(海はきれいでした。)
かなりダメージを負いながらも何とか向かい風区間を切り抜け、30km手前で一瞬だけあった追い風区間で一休みしました。このあたりでゲストランナーのワイナイナさんに声をかけて背中を叩いてもらい、びっくりしましたが嬉しかったです。

しかし、本当の地獄はこの後でした。川沿いをひたすら走る区間において、横風に吹きさらされ、全く前に進めず、常に蛇行している状態でした。道の右側を走っていると、堤防下に落ちてしまいそうなほどでした。足にかなりきて、推進力を失った状態ではどうにもならず、何度も走るのをやめて歩いてしまいました。
33.5kmの給水のあたりで体が冷えて手先が軽くしびれるのも感じて終わったと思いました。
それでもわずかに残ったジェルをなめたら多少元気がでたので少しずつ進み、何とか川沿い区間を抜けると風が弱まって何とか進むようになりました。

とはいえ足は全く上がらなくなっていたため、試しに腕を大きく振ってタイミングも少し変えた競歩っぽい動きに切り替えると案外動けたので、ラスト5kmはそれで行きました。
沿道から競歩だという声も聞こえましたが、競歩の試合だと確実に失格する動きを競歩だと思われてしまったのはお恥ずかしい限りです…

結果、4:13:56と目標から大きく遅れ、サブ4も達成できない結果となってしまいました。前後半は1:44:28-2:29:28と見事にマラソンの洗礼を浴びた結果でした。

今回の反省点

今回はとりあえず3つの準備不足があったかなと思います。

1.練習不足
シンプルに走り込みが足りませんでした。仕事がかなり立て込んでいて、平日にほとんど走れなかったのが痛かったです。走りに適応する時間を作れませんでした。それによりなかなか一度に走る距離を増やせるだけの足づくりができておらず距離が伸びないという悪循環…
月間3桁はさすがに乗せておきたいところでした。

2.装備のシミュレーション不足
エネルギージェルを2個をポーチ、1個をハーフパンツのポケットに入れていたのですが、1個をスタート直後に落としてしまいました。これで少なからず動揺がありました。
また、実際の装備を身に付けて走ってみることをしなかったため、予想以上に揺れを感じ、良いポジションを見つけるまで少し手間取りました。
事前に身に付けて走ってみるべきでした。

3.コースの想定不足
後半に海沿い、川沿いを通るのは把握していましたが、風をなめていました。とはいえ今回より悪条件の風はそうそうないと思うので、今回を基準に想定できればと思います。

気付き

反省点以外に気付いたことで、今後に活かしたいことです。

1.飲み干したジェルは蓋つきでそのまま持っておく
今回はそうしましたが、きつくなった時に甘みを感じるだけでも元気が出たので正解でした。

2.動きの切り替えで競歩の動きは使える
どうにも足が動かなくなった時限定ですが、腕振りで無理やり持っていくのはありだと感じました。
腕振りのための筋肉は最終盤でも温存されていたので元気だと感じました。

3.給水でスピードが大きく落ちる人が多い
だいたい競歩のペースと同じくらいだったこともあり、経験値的に同走力帯の方よりはコップをうまく取れていると感じました。その分衝突には気を付けないといけないと感じました。

最後に

風が強すぎて辛すぎましたが、それ以外は総じて楽しかったです。いろんな風景やエイドを楽しみながら走れましたし(鰻は食べ損ねた)、やっぱりゴール後は達成感があったので陸上経験が無くてもハマる人が多いのも納得です。
このままのタイムじゃ終われないので、しばらくは競歩メインで行きますが次の冬~春でリベンジできるよう走力も維持していきたいと思います。

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