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家計簿を有効活用しよう

家計簿をつけている人の割合は、年代や性別によって異なりますが、概ね3~6割程度と言われており、多くの人が家計簿をつけているようです。
家計簿はお金を使った後に毎回記録をしなければならないため、家計簿をつけること自体が非常に手間であり、最近は家計簿アプリ等を活用することで記録がしやすくなったとしても、毎日続けなければならないという精神的な負担は変わりません。それにも関わらず、多くの方が家計簿を惰性でつけているだけで、有効に使えていないのではないでしょうか。
今回は、家計簿の有効な使い方について2つのポイントをお伝えしたいと思います。

1つ目のポイントは、「変動費と固定費に分けて、削減できる項目や方法を検討すること」です。サラリーマンの方では収入は簡単に増やせるものではないので、家計簿をつける目的としては、1か月間の家計状況を把握して毎月の支出をコントロールすることになります。そして、家計簿ではお金の動きを「変動費」(食費・日用品・レジャー費など)と「固定費」(家賃・保険料・通信費など)に分けて、それぞれの項目について削減の余地や方法があるか検討することで、家計の見直しをスムーズに行うことができます。特に、ほとんど使っていないサブスク、保険料の高い民間保険、週末しか乗らない自家用車の維持費などの「固定費」については削減の余地が大きいと思いますので、優先的に削減を検討してみましょう。

2つ目のポイントは、「常に必要な分だけの消費になっているか確認すること」です。そもそも消費とは「あなたにとって必要なものを手に入れたり必要なことを行うためにお金を使うこと」であり、本来は毎月の収入や支出によって左右されるものではないはずです。つまり、収入の大小に関わらず自分にとって必要なだけの支出をしていくことが重要であり、生活レベルを過度に上げないように家計を管理していくことがポイントになります。ミニマリストの考え方にも共通すると思うのですが、「自分にとって本当に必要なモノしか持たない方が、豊かさを手に入れられる」のです。

以上が、家計簿の有効な使い方について2つのポイントになります。
なお、家計簿はエクセル等を使って記録していくと、簡単に集計や分析ができますし、お金の色分けもしやすいのでおすすめです。
また、家計簿をつけていない方でも、支払いを1つのクレジットカードに統一して毎月の利用明細を確認するだけでも、ご自身やご家庭の支出の傾向について大まかに把握することができるでしょう。

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