見出し画像

「新しいNISA」のおすすめ活用方法

前回はNISA(少額投資非課税制度)について、2024年から始まる「新しいNISA」の制度やポイントについて解説しました。
今回は「新しいNISA」について、おすすめの活用方法をお伝えします。


基本はインデックスファンドへの積立投資

NISAはサラリーマン世帯を中心に資産形成を応援する制度であるため、基本的には長期的に無理のない金額を投資に回していくことが重要です。そのため、手数料が安く、かつ、市場を代表する複数の銘柄に広く分散投資ができるインデックスファンドでの資産形成が、多くの方にとって基本的な投資戦略になると思います。

ポイント①:「恒久化」により長期積立がやりやすく

これまでの一般NISAは5年間という期間が決まっていたため、ある程度の期間で成果の出そうな銘柄に投資することが必要でした。
一方で、「新しいNISA」は投資期間が恒久化されたことにより、これまでも長期間でじっくりと投資を行うことができるようになります。そのため、より手数料の安い商品に時間をかけて分散投資(時間分散)を行うことが望ましいです。

ポイント②:つみたて投資枠と成長投資枠の併用で選択肢が拡大

これまでのNISAは一般NISAとつみたてNISAを選択する必要がありました。一方で、「新しいNISA」はつみたて投資枠と成長投資枠が併用可能となり、選択肢が拡大します。そのため、株式・債券・不動産など様々なファンドにバランスよく分散投資(資産分散)を行うことが望ましいです。

ポイント③:投資上限額拡大により自分に合った金額で投資可能

新しいNISAは、年間投資枠が最大360万円、総枠で1,800万円が非課税限度額となり、一般的なサラリーマン世帯であれば非課税限度額の範囲内で投資を行うことができるようになります。そのため、自分の収入や生活状況に合わせて自由に投資金額を設定できるようになります。

最後に:投資をリスタートしてみよう

以上が「新しいNISA」のおすすめ活用方法になります。
新しいNISAは、これまでのNISAと比べて万人にとって活用しやすい制度となりました。
そのため、これまで投資をしていなかった方は、あらためて投資を検討してみてはいかがでしょうか。また、現在NISAを活用している人にとっても、投資できる金額や対象商品が大きく拡大するため、あらためて投資戦略を見直す機会としてみてはいかがでしょうか。

#27


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?