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DAYS英会話のなんでも係。10歳で英会話先生(日本人女性)のステキさに感動してこの道…

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DAYS英会話のなんでも係。10歳で英会話先生(日本人女性)のステキさに感動してこの道へ。何年経っても英語は憧れの世界だけれど、そのステキさを老若男女にちょっぴりでも伝えようと、あの手この手で奮闘中。

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10歳の原点

「なんだ?」「すごい」「カッコいい!」 小学四年生の私が駅前のLL教室に通い出して、少し単語が分かってきたころ、アメリカ人が教室にやってきた。年に2回か3回の「特別レッスン」の日だ。 LL教室というのは、昭和の首都圏にたくさんあった旺文社の英語教室で、LLはラーニングラボラトリーの略だった。フランチャイズではなく、直営だったように記憶している。 初級クラスの担当は美人のミス・タカハシ。20代半ばの、中山美穂を少し外国風にした感じのお洒落な女性だった。 今ならきっと、先

    • 折り重なる、春

      「どう、これ、東京ひよこ」 と娘が消しゴムほどの粘土細工を見せに来た。 「おお、東京ひよこ、だね」 色を塗った方がいいかな、と言いながら、娘は居間へ戻っていく。 これが長女で、2日前に小学校を卒業したばかりだ。娘はもう一人いる。3歳年下で、発達グレーゾーンと呼ばれ、手先を使う手芸はほとんどやらない。 田舎の小さな小学校の卒業式は、クラス替えなしの6年間を過ごした34名が同じ中学へ進むだけのもので、内容もかなりの短縮版。とはいえやはり、本人や家族にとっては切なさと晴れ

      • 卵かけうどんの葬儀

         喪服でコンビニ袋をぶら下げた3人が、慌ただしく戻ってきた。  中から卵のパックと、冷やしうどんを取り出して 「いやあ、意外と売ってないもんだね」 という。  父から聞いていた「最後に食べたいメニュー」の二品、卵かけご飯と釜玉うどん、を調達しに行ったのだという。  ガランとして明るい、吹き抜けの葬儀場のロビーにいるのは、妹の家族と、私と、母。  駅前の広い式場だというのに、参列者も、他の葬儀の関係者もいない。  緊急事態宣言中の都会で、これから葬式をする。正確にはお経を上げ

        • ハロウィン考

          今日の一枚は、年長児Jくんの力作です。ハロウィンが近づくと、毎年こんな風にして、自分のバッグ(goodie bag とか treating bag と呼ばれる袋)を作ります。 教室に通う子どもたちにとっては馴染みのハロウィンですが、私たちの暮らす地域ではひと月ほど前に「お月見泥棒」という年中行事があるため、ほぼ似たような「お菓子集め」が重なることになります。 「お月見泥棒」とは、お月見の日の夕方からよるにかけて、子どもたちが地域の家々を訪れて用意されたお菓子やジュースなど

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        • life is
          2本

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          話したいことを話すには何か足りない

          このnoteを開いてから、もうずいぶん時間が経ったんだ。オリンピックネタで騒いでいるはずだったのにな。 それはさておき、昨日の話をしたい。 月曜のクラスの頭に、いつもの雑談タイムで週末飛んで来た三浦春馬のニュースの話になった。 私は著名人に敬称をつけない。ぼちぼち年齢的に「くん」や「ちゃん」ばかりつけることになってきたし、「さん」はわざとらしい感じがするし、そもそも何もつけない方が大物感がある。その方が信長みたいでかっこいいと思うからだ。 というわけで、三浦春馬の話に

          話したいことを話すには何か足りない

          やっとこドメイン取れた。4月の開業に向けて、まだまだこれから。

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