卒業式、実行

私、首の骨が変形してるんです。
(突然)

厳密には、何番目か(聞いたけど忘れた。3と4くらい?)の骨が癒着しているらしく、前後にずらせんので、本来曲線を描くはずの首のラインがまっすぐなんですよね。
要するに、生まれつきの「ストレートネック」というやつです。

なんで、もう肩凝りはどうあがいても付き合わなあかんし、同じ姿勢でおったら腰にきます。

つまるところ、「めっちゃ観劇に向かない体質」なんです。
これね、結構辛い。

特に最近出かけてる小劇場系の舞台って、途中休憩入れずにやるものが多いやないですか。
2時間くらいずっと座りっぱなしって、ホンマしんどいんです。

で、今日観てきた「卒業式、実行」も、上演時間2時間10分予定とかいう、私的にめっちゃ過酷な舞台やったわけですよ。


……でもね、今日、私一度も座り直さんかったの。
もしかしたらやってたかもしらんけど、全然意識には残ってない。

つまり、めっちゃ面白かった。

今日、舞台のチラシ?見るまで全然知らんかってんけど、これ、実在の高校がモデルになってんのね!
(そうですどうせ私は羽衣ちゃん目的で出かけただけです)
そして題材が卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱。

あー、これ一時期めっちゃニュースとかになったよな。
モデルの国府台高校だけじゃなくて、多分全国いろんなところでもめたはず。
(ちなみに私はそういうアレが起こる前にとっとと卒業してたおばちゃんです)

普通、そんなんネタにしたらめっちゃ重いやん。
どう考えたって明るくないし。

やのに、しょっぱなからものすごいハイスピードで畳み掛けるセリフやら、ガンガン突っ込まれる笑い。

物事がうまく進まない焦燥感を、いい感じに笑いとスピードに変えてる感じがした。

どうなんの?結局どうなんの?というこっち側の気持ちも絶妙につかみつつ、ちゃんと物語に引き込んでくの。
ここで折り合いつける?どうする?というのをこっちが想像できる範囲を越えようとしてるのがいい。

「大体こんなもんじゃね?」というところで収めてない(少なくとも「私ならこうする」を乗り越えてくれてた)

お芝居の中の「妥協しない感」が、そのま舞台を創る上での「妥協しない」ところに繋がってるように感じたんよね。私は。

いつも同じことばっかりやけど、お芝居(とかライブとか)の面白さ自体はもちろん重要やねんけど、こっちに伝わる「何か」は必ずしもそれだけやなくて、舞台から伝わる色んな思いみたいなもんが、やっぱりたまらんのよなあ。

舞台の価値なんて人それぞれやけど、私にとっては、そういう提供される物語を越える何かがある、というんは凄く大事。
そういうのがあると、「観てよかったなー」って思うわけです。


そんなわけで、今回の舞台は、めっちゃ満足のいくものでした。
この舞台に出てくれた羽衣ちゃんに感謝。

ごまんとある舞台の中で、どれを観るかって、ホンマ「きっかけ」次第なんよね。
その中でやっぱり「推しが出る」という理由は最強なんですわ。

私が楽しい観劇ライフを送れるかどうかは、私の素敵な推し達が、いかに素敵な舞台に出てくれるかにかかってるのです。
(そういう素敵な舞台に推しが呼ばれてるって、おかーさん気分で嬉しい)

なので、推しに感謝しつつ、ひたすら応援するのですよー。

がんばれー。


私の財布もがんばれーww

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