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ミニ冷蔵庫を処分する

冷凍庫があるから、なんとかなるだろうという甘い目算で買った小型冷蔵庫。大昔の冷蔵庫と同じ作りで、冷凍庫と冷蔵庫が別れていません。
冷蔵庫の中に、氷作る場所がある、というタイプ。
実は、これも、冷凍庫同様霜取りが必要。いや、結構な霜がつくのです。
そして、一番上にあるこの氷を作る場所の温度調節が難しく、霜がガッツリつくような冷え冷え状態だと、その下の段においたものは、もれなくパーシャル状態になります。
じゃぁ、冷凍部分の温度を下げると……全体の冷えが今一つ。
ほんっとに使えない冷蔵庫を買ってしまったと気づいた時はあとの祭り。

てな状態で生活していたところへ、友達のシャロンが遊びに来て、目を丸くしてこういったのです。

「のりこ、こんな冷蔵庫でどうやって生活しているの?」
「いわないで。もう、人生で最悪の買い物だったと思っているんだから。」
シャロンは「そうよね。よくこんなもの買おうと思ったわね」とケラケラ笑っていたけれど、もうじき祖国に帰ることになったから、うちの冷蔵庫あげるわよ、というすばらしいご提案。

ありがたや! 

早速、業者さんを手配して(普通の冷蔵庫より大きかったので、宅急便ではNGでした)冷蔵庫を運び込んだら……冷凍庫と冷蔵庫が邪魔でしょうがない。一つはテーブルの下につっこんではみたものの……邪魔なことには変わりなし。

いろいろ考えたけれど、持っていてもしょうが無い。
だって、一人暮らしには、シャロン夫妻が使っていた冷蔵庫だけで十分すぎるのだから。
そこで、廃棄をと思ったら、冷蔵庫はリサイクルの中でも、引き取りの送料などがかなりかかる代物だということが判明しました。
どう低く見積もっても、1台廃棄するのに、6000円はかかります。
2台あると、12000円。

買い換えだと、そのときに業者さんが引き取ってくれるから気がつきにくいけど、実は、冷蔵庫とか、エアコンっていうのは、始末にすごくお金がかかるんですね。
だから、買い換えじゃない冷蔵庫や冷凍庫ってヘタに買ってはいけないんだな、と今回痛い思いをして学びました。

12000円払って捨てるかな〜。
誰か、冷凍庫だけでも使ってくれないかなぁ。
そう思っていたら、知り合いが、リサイクルショップに聞いてみればと教えてくれました。
いくらぐらいかかるかなぁ、と思いながら電話をしたら、製造されて5年以内のものは、買い取ってくれるとのこと!
え? お金払わなくていいの?
「といっても、二つで2000円しか払えないんですけど」
とお店の人。

いえいえ、12000円の支払いを覚悟していたので、お金いただけるなら喜んで♥️

というわけで、早速とりにきていただきました。
商品渡して、千円札二枚もらって、取引完了。
もう、中途半端な冷蔵庫の買い足しは、金輪際いたしません。


得意技は家事の手抜きと手抜きのためのへりくつ。重曹や酢を使った掃除やエコな生活術のブログやコラムを書いたり、翻訳をしたりの日々です。近刊は長年愛用している椿油の本「椿油のすごい力」(PHP)、「家事のしすぎが日本を滅ぼす」(光文社新書)