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ネーションズリーグ2024を振り返って その3

その3です。先週の今日決勝だったんだなあと思って。
なんだか随分時間が経つたような気がします。

今回の大会で、私は特に成長したと思う選手が二人います。

一人は大塚選手。
もうこれは、見ていた人なら誰もがそう思ったのではないかと思います。
今回は、藍ちゃんが途中でケガをしてその代わりと言うかフィリピンラウンドの途中から全てスタメンで入り、攻守にわたり多分期待してた以上の活躍をしてくれたのではないかと思っています。
私的には当然と言うか、彼の持っている力を出してくれて嬉しかったし、石川、高橋藍が崩れても充分変わりを任せられる、そんな存在であると言うことを充分示してくれたのではないかと思っています。

大塚選手は、すごく華があると言うわけではないかもしれません。でも彼はレセプションも今回ほとんどミスなかったし、スパイクも一本で決めるというよりも何本もリバウンドをとって最後自分が決めたり他の選手が決めたりして、派手さはないけれど粘り強く最後まで諦めないプレーをしてチームに貢献しました。
まさに日本の目指していることを着実にやってくれたのではないかと思っています。

準決勝のスロベニア戦での、あのすごく長ーいラリー。
後ろに走って行って取った一本!
あの時は、たっちゃんなら絶対取れる!と思って見ていたのですが、やはりとても嬉しかったし、あの場面が何度もスローで再生されるのを見てその度にウルウルしてしまうのです。
そして、苦手だと言われていたサーブもショートサーブを織り交ぜるなどして決勝トーナメントでは4本決めて見事1位!
多分とっても自信になったのではないかと思います。
決勝も経験して今までにない大きな経験を得ることができて彼にとっても、またチームにとっても嬉しい結果になったと思います。

ケガで出られなかった藍ちゃんにもきっと負けていられないという思いをもたせたと思うし、お互い切磋琢磨してこれからも成長できることをすごく期待しちゃいます。

そしてもう一人、私が頼もしくなったなと思えたのは、小野寺選手です。
彼のポジションはミッドブロッカー。センターから速攻でスパイクを打ち、相手の攻撃をブロックで止める。
日本は、そのMBのポジションが弱いと言われていたのですが、昨年のOQTくらいからコンスタントに決められるようになってきました。
関田選手もトスをセンターにあげる機会が増えたように思います。
決勝でも良いところで決め、特に2セット目最後一人でブロックしたのはカッコ良かった。

予選ラウンドはサーブが入らず首を傾げることが多かったのですが、決勝ラウンドに入ってからはサービスエースを取ることも増え、連続得点に繋がる働きをしたと思います。
あと彼はレシーブがいいです。何度も拾ってトスもあげて。
それは当たり前のことなのですが、日本のMBは高校から始めた人も多くてボールの扱いに慣れていないと思われているので、そこでボールが途切れしまうことがあってもしょうがないと思っていました。
でも、彼はよく繋いでいたしトスも自分から上げに行っていました。

私は小野寺選手のあのホワーンとした感じが好きなのですが、試合中はもっと強くいて欲しいと思っていたので、だんだん顔つきが変わっていき強い小野寺になったのが嬉しいです。
そしてそれは、他の選手に与える影響も強かったのではないかと思います。

彼は石川選手と同期。メンタル面で支えることもできるし、チームを引っ張っていって欲しいと思っていたので彼のこれからの活躍にすごく期待しています。

そう、最後の場面でセンターにあげて決められたら。そんなことが夢ではないと思えてきました。

「石川を一人にしない」
自分のところにもってこいと誰もが言える、そんな日本!
そうしたらメダルは確実なのかななんて思っています。

オリンピックの初戦ドイツ戦まであと20日。

七夕のお願いは、
『男子バレーボールチームがオリンピックで金メダルを取れますように!」
です🥇

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