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北近江歴史大学 第1回「秀吉と家康」

 今日の講座は自分の勘違いを正してくれる、とても面白いものでした。

 講師は静岡大学名誉教授で歴史学者の、小和田 哲男 氏でした。

 大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を手掛けておられる先生です。
(知る人ぞ知る有名な先生。)

 過去には「秀吉」、「功名が辻」、「天地人」、「江~姫たちの戦国~」、「軍師官兵衛」、「おんな城主 直虎」、「麒麟が来る」で時代考証を担当されています。

 このような超専門家のお考えが聞けるとあって、湖北の太田先生の考察とどのように違うのかと興味が沸いていました。

 話を聞いていて歴史認識はそれほど違いがないことがわかりました。

 それどころか撮影裏話を教えてくださり、滅茶苦茶納得しました。

 結局演出に折れざるを得ないのだな…と、時代考証の苦労を知りました。
(なるべく史実に忠実であってほしい身としては、NHKに物申したい。時代考証を大事に扱って欲しい。)
 詳しくは秘匿としますが、しっかりメモっています。


 なぜこの講座を受けたのかと言うと、私はそれほど秀吉が好きではないからです。だからと言って家康も好きではありません。(一番嫌いなのは信長ですが…。)

 個人的に

信長・・・自分に逆らう者を切り捨てる。焼き討ちしすぎ。
秀吉・・・女好き過ぎる。渡海なんかするなよ。
家康・・・関ケ原で負けて敗走した三成を捉えさせて斬首した。結局信長と
     同じ。

 こんな理由です。完全に個人的な感情の問題です。

 知識不足からこんな偏った認識になって嫌いなのかも知れません。


 今日の講座を受けて、秀吉と家康の軍勢の違いに興味を持ちました。

小牧・長久手
秀吉軍 約10万 vs. 家康・信雄軍 約2万
秀吉は兵農分離(これで秀吉軍10万は誇張しすぎな気がしました。)
家康は兵農未分離(農民まで兵に駆り出すのか?という無知な疑問。)

 これに関しては学んだ記憶がないので、こういう違いがあるのだな~と、妙に感心しました。

 変なところに喰いついて、興味を示してしまいました。


 大河ドラマを見ていなかったため(先週から見始めた)、講座の内容はどれも新鮮で、自分が長年植え付けられていた嫌なイメージが払拭された感じです。

 個人的には嫌いな武将が、なぜかそれぞれの時代の頂点に立っているのも癪に障るのですが、嫌いでは先に進まないのでちょっとずつ興味を示す方向に舵を切ろうかと思っています。

 専門家の見解、考察を直接聞けたことで、視野が広がりました。嫌いなものは仕方ないので、どのように勉強し直そうかと模索中です。


 歴史や文学は調べれば調べるほど、学べば学ぶほどに面白さが湧いて出てくるものだと思っています。(資格の勉強は辛いけれど。)

 人間死ぬまで学び倒す事。



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