opus-坂本龍一 に思うこと

「さようなら」と、言うには照れくさいので、

「それでは、みなさん、この辺で僕の日記は終わることにします。」

といった、教授の最後の手紙のように思う。

ずるいな、教授。
なくなってからも、こうも泣かせるんだな。

「どうぞ、楽しんで。」

と、手をふっているようで、

そうですね。いまを楽しめることが、なんといったらよいのか、

まだ、聴こえる、聴けるんだな、と、思うと

音楽が何であるか、いまだにわかっていませんが、音楽ってやっぱり力があるんですね。

音楽の向こう側に人間がいるから、力を感じるわけですが、現在は、身体のない教授から、それを感じられるのは、どういうことかなぁ。

教授は、古典となってしまったのでしょうか。
どこかで、そこに抗って、新しさを生みだして来た方だと思っているのですが、気持ちは、遠くにあるようで、近くに感じます。
いえいえ、ずいぶん、遠くにいってしまわれたはずなんですが、


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