バイトを1日でクビになった話
現在適応障害の診断にて休職中なのだが、療養給付の振込が遅すぎて食うにも困るようになってきたので、週1〜2回単発のアルバイトをするようになった。
基本的には飲み込みは早い方なので、大抵どこの現場でも上手くやれるのだが
この日の現場は勝手が違った。
まず、朝の挨拶時点で「最近仕事遅すぎてめちゃくちゃ溜まってるから。急いでくれてるのはわかるけど、更に急ぎ目で」
「新人さんも関係ないからね」
え、まじか。
とりあえずやるべき作業を教わるのだけれど、「歩かないで走って」「くっつけばいいから、とにかく急いで」
どんだけ仕事溜まってんだよ…
しかも袋が内容物に大して小さすぎて全然上手く入らない。
「これできないと今日帰ってもらうよ」
…とりあえず、やるしかないか…
少しずつコツをつかむも、やはり周りの人と比べるとペースは遅い。
「私の見て」と手本を見せられるが、(いやお前のペースでできるわけないじゃん)と思わず心の中でツッコミを入れる。
顔に全て出るタイプなので、どうやら(いやお前のペースでできるわけないじゃん)と顔に思いっきり書いてあったらしく
「今日の今日でこれでやれとは言わないけど、とにかくスピードを意識してね」とのこと。
昼休憩時に他のアルバイトさんから「十分早いと思うから頑張ってね」とお声がけいただいて少し泣きそうになった。
午後。
A作業→B作業(これは割とできた)と変わったのだが、再び苦手なA作業に戻る。
B作業を挟んだせいで再びコツがリセットされてしまい、またできないループに陥る。
「今日、もう上がっていいよ」
ですよねー!!!!
私、無理ですー!!!!
元気よく「ありがとうございましたー!!」と返事をし、一応派遣会社に詫びの連絡を入れ、ウキウキで家に帰った。
自分の手先が絶望的に不器用なことを再認識するとともに、やはり私はパソコンカタカタしてる方が向いてるんだな…と気づいた一日であった…
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